上場企業の売買単位100株統一や株式分割実施などで、株式の購入に必要な最低投資金額(株価×売買単位)は低下傾向にある。東証1部上場企業では593社が最低投資金額10万円以下で購入できる。また、ネット証券の多くでは約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、手数料を気にせずに売買が可能となっている。

最低投資金額が10万円以下の銘柄は小額資金で購入できるほか、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入したり、買付や売却の時期を分散できるメリットがある。今回は今期経常利益が2ケタ増益を見込み、PBR(株価純資産倍率)が1倍以下、かつ配当利回りが3％以上の銘柄に注目した。

下表は東証1部上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額50億円以上、(3)今期経常利益が2ケタ増益、(4)PBRが1倍以下、(5)配当利回り3％以上、――を条件に投資妙味が高まる割安「お宝候補」18社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※PBR、配当利回り、最低投資金額は12月30日現在)

なお、5日(日)16時00分に「新年、10万円以下で買える好業績・低PBR・高利回り「お宝候補」【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資　┌ 経常利益┐　　実績　　 配当

コード 銘柄　　　　　 金額　　増益率　　今期　　 PBR　利回り

<7971> 東リ　　　　　　32000　　15.9　　2600　　0.55　　4.06

<7184> 富山第一銀　　　34600　　11.8　　5300　　0.22　　4.05

<7888> 三光合成　　　　42000　　11.4　　2300　　0.68　　3.33

<7494> コナカ　　　　　42700　　 151　　1140　　0.30　　4.68

<3271> グローバル社　　47100　　12.4　　1640　　0.79　　5.31

<3608> ＴＳＩＨＤ　　　55500　　27.8　　5000　　0.54　　3.15

<8070> 東京産　　　　　61900　　16.6　　3000　　0.68　　3.88

<7987> ナカバヤシ　　　62300　　46.0　　3600　　0.68　　3.53

<8563> 大東銀　　　　　65600　　61.5　　1400　　0.20　　4.57

<5951> ダイニチ工業　　69200　　10.0　　 680　　0.49　　3.18

<8418> 山口ＦＧ　　　　74400　　19.7　 40000　　0.29　　3.23

<3551> ダイニック　　　80300　　25.8　　1350　　0.35　　3.74

<2674> ハードオフ　　　82000　　13.3　　1300　　0.84　　4.88

<3553> 共和レ　　　　　83700　　41.9　　2900　　0.65　　3.82

<3294> イーグランド　　88100　　47.8　　1060　　0.80　　4.31

<7420> 佐鳥電機　　　　96100　　48.0　　 900　　0.54　　3.95

<3571> ソトー　　　　　97600　　41.0　　 540　　0.85　　4.10

<6118> アイダ　　　　　98300　　10.5　　6500　　0.80　　3.05

※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、PBRが倍、利回り、増益率が％。

※今期最終赤字、権利付き最終日を過ぎた11・12月決算期の銘柄は除いた。

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