さくらネットが急伸、4~12月期経常減益も政府クラウド関連での成長期待の買い
さくらインターネット<3778>が急伸。31日の取引終了後に発表した24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算は、売上高が前年同期比4.1%増の156億5800万円、経常利益は同48.1%減の3億1900万円だった。2ケタの経常減益となったことをネガティブ視した売りが先行したものの、政府・地方自治体システムの共同基盤となる「ガバメントクラウド(政府クラウド)」の提供事業者に選定されていることもあって中期的な成長期待は高く、押し目買いが集まった。
4~12月期はクラウドサービスの売り上げが順調に増加した。一方、人材採用やマーケティング強化などの積極的な実施が利益の圧迫要因となった。あわせて同社は、北海道石狩市にある石狩データセンターへの追加投資も発表した。
株探ニュース