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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 混迷深める米大統領選、「黄金の3カ月」の行方は?

市況
2020年10月4日 9時30分

「混迷深める米大統領選、『黄金の3カ月』の行方は?」

●フル活用したい、現代の宝が埋もれるマーケット

ともかく復旧して良かった。――10月2日に、こう安堵した投資家は多かったに違いない。いや、全投資家がそうだったに違いない。

1日に起きた東証のシステム障害。障害が明らかとなった直後は、遅くとも前場中には復旧するだろうと見てゆっくり構えていたのだが、結局、丸一日機能不全のままだった。正直、虚脱してしまったが、いまは市場が開いていることの重要性を改めて知った思いがする。

いつもはその存在にまったく無頓着であるはずの酸素が、なくなりかけて初めてその有り難みに気付くようなもの。ここは改めて市場をフル活用するように心がけたい。改めて書くまでもなく、市場には現代の宝が掘り尽くせないほど埋まっているのであり、技術(腕)次第でそれはよりどりみどりなのだから…。

幸い、市場環境も悪くない。例年、東京市場は9月半ばから立ち上がり、私が「黄金の3ヵ月相場」と呼んでいる年末高が期待できる。今年も同じパターンとなるか。

それは米国の大統領選挙次第になる。トランプ大統領が落選ならば、暴落する確率が高いからだ。同大統領のこれまでの実績を見ると、その手腕は実際はかなり高く評価できる。

しかし、それらはコロナの感染拡大により、ほとんど忘れ去られてしまった。そればかりか、先日の第一回のテレビ討論会で見たように、例によってお行儀の悪さが際立ってしまった。マスコミが引き続きトランプ批判を繰り広げることを考えると、敗北も計算に入れておかねばならない。

そこに今度は、トランプ大統領がコロナ陽性との報道だ。これが大統領選にどう影響するかは正直よく分からない。高齢と肥満で高リスクグループに属するとされる大統領が軽症で乗り切るのならプラスに働くと見てよいものの、大統領選、大統領の健康不安説……ともに予想困難な材料に直撃されては、やはり頼るべきは外部環境に影響されにくい優位性を持つ企業になる。

●頼れる優位性を持つ有望銘柄の顔ぶれとは

この観点から有望株を探すと、東京市場にも結構数が多いことが分かる。

そこでまずは、あい ホールディングス <3076> がある。 防犯カメラに強い会社であり、最近では宅配便などを装った強盗事件が多発していることを考えると、自宅にも防犯カメラが欲しくなる。わが家の場合、建物に人が近づくとライトがつくようにしている。防犯カメラまではつけていないが、怖い時代だ。つける必要ありと考えている。こんな家は多いのではないだろうか。

コロナの感染拡大で、官公庁、企業は厚生施設の充実や社員の健康維持にこれまで以上に配慮するようになっている。そんなニーズに応えているのがベネフィット・ワン <2412> だ。厚生施設の管理だけでなく、健康診断・保険指導などのサービスも提供していて、今後も利用増が見込める。

医療従事者向け情報サイトといえばエムスリー <2413> になるが、正直、同社株は動きが鈍くなっている。しかし、類似企業のメディカル・データ・ビジョン <3902> は上昇トレンドをキープし続けている。この会社はオンライン診療システムのサポート分野へも進出しており、菅政権の医療制度改革の期待に応えるビジネスを行っている点が評価できる。

Go Toトラベルキャンペーン銘柄は、なかなか一律に上がってくれないが、今後、旅行者が増加するのは確実。特に高級ホテル や旅館への宿泊を希望する人が多いことを考えると、知名度の高いホテル・旅館を多数経営する星野リゾートがスポンサーとなっている星野リゾート・リート投資法人 <3287> [東証R]がある。この銘柄で儲けて、星野リゾートのホテル・旅館に泊まろう。

優位性という点では、電子書籍の取り次ぎで首位のメディアドゥ <3678> も、いまは調整中なので魅力的な状況にある。

最後に、毎度お馴染みのPR TIMES <3922> を。これまたプレスリリース配信の分野で年々存在感と必要性を高めており、株価の小反落を見逃さないようにしたい。

2020年10月2日 記

株探ニュース

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