決算発表予定日 2024/05/13
3993東証S貸借
業種 情報・通信業

PKSHA Technology 株価材料ニュース

4,620
-145
-3.04%
業績ー
(15:00)
PTS

4,651.5

(19:02)
株価は20分ディレイ

【杉村富生の短期相場観測】 ─ 株式投資は仕掛けのタイミングが“命”!

市況
2021年2月14日 9時15分

「株式投資は仕掛けのタイミングが“命”!」

●テーマ性にだって、はやり、すたりがある!

経験豊富な投資家の皆さんにとって、これは「釈迦に説法」の類(たぐ)いの話だろう。失礼なことは十分に承知している。株式投資は仕掛けのタイミングが“命”である。いかに、テーマ性を内包した好業績の銘柄だって、高値ゾーンでの飛びつき買いは利食うのに苦労する。

もちろん、ひたすら値動きを追う短期・順張りは高いところを買って、より高いところを売る、ないしは売らない(大幅利食いを狙う)戦法だ。ただし、日足陽線の本数とか、移動平均線の長期線と短期線とのカイ離、出来高、信用残高(規制強化)の動向など最低限のチェックは必要だろう。

そうでないと、買っては投げ(ロスカット)、買っては投げ、もしくは“塩漬け”の山を築く悲惨な結果に陥る。だからこそ、仕掛けのタイミングが大事だ、と主張している。これは株価の水準(高い、安い)の問題だけではない。テーマ性(物色の流れ)には旬(はやり)、すたりがある。この見極めが肝要になる。

すなわち、現在の物色傾向は(1)景気敏感セクター(コロナ制圧、景気回復を先取り)、(2)ウィズ(ポスト)コロナセクター、(3)グロースセクター(イノベーション→技術革新を武器に成長)、(4)政策関連セクター(カーボンニュートラル→脱炭素)、(5)コロナ“メリット”?セクター(電子カルテ、医療機器など)に大別できる。

●景気敏感セクターとグロースセクターの交互物色!

景気敏感セクターは鉄鋼非鉄金属、自動車、海運、金融、住宅、運輸などだ。特に、自動車、住宅が強い。トヨタ自動車 <7203> はアメリカ、中国の販売好調に加え、円安メリットを享受している。住友林業 <1911> はアメリカ事業が伸び、好業績を支えている。

ウィズコロナセクターは観光、飲食、鉄道、小売り、不動産、百貨店航空などになる。本来のウィズコロナの意味は「コロナとの共存」である。ただ、株式市場ではコロナショックに対応、必死のリストラを断行するとともに、構造改革を推進、ポストコロナの局面においてV字型の回復が期待できるグループとして広く使っている。

すなわち、エイチ・アイ・エス <9603> が好例だろう。JR東日本 <9020> 、三越伊勢丹ホールディングス <3099> などもそうだ。青山財産ネットワークス <8929> [東証2]、アスコット <3264> [JQ]は好業績を評価する場面があろう。

(3)のイノベーションは2021年相場のメーンテーマである。技術革新が成長を支える。その範囲はEV(電気自動車)5G(第5世代移動通信システム)DX(デジタルトランスフォーメーション)EC(電子商取引)ビッグデータ、自動運転、半導体、電子行政など幅広い。ここ動きが鈍かったが、ハイテク中心のナスダック市場は堅調である。

一方、国策に沿う(4)の再生可能エネルギー、(5)のコロナ“メリット”?セクターはどうか。ともに20年以降、大きく買われている。やや食傷気味だ。ここは、サプライズがほしい。ありきたりの材料では人気を集めるのは難しい。そう、この世界では「買ったらおしまい」という。

さて、このセクターの銘柄としては値動き良好な太陽光発電関連の三晃金属工業 <1972> 、エヌ・ピー・シー <6255> [東証M]、アンモニア関連の荏原実業 <6328> が面白い。そのほか、個別銘柄ではNexTone <7094> [東証M]、SEMITEC <6626> [JQ]、PKSHA Technology <3993> [東証M]に妙味があろう。

2021年2月12日 記

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる