5939東証S信用
業種 金属製品

大谷工業 株価材料ニュース

7,660
+50
+0.66%
業績
(14:17)
PTS

7,590

(13:47)
株価は20分ディレイ

2019年【値上がり率】年間ランキング ベスト50 <年末特別企画>

特集
2019年12月31日 10時00分

今年の株式市場は日経平均株価が昨年末比3641円高の2万3656円と2年ぶりに大幅に上昇して取引を終えた。年間を通して史上最長の好景気が続く米国の株高が上昇相場を下支えした。貿易問題を巡る米国と中国との対立に翻弄され膠着する場面も幾度かあったものの、10月以降は世界景気の減速懸念後退が後押しする形で日経平均が上値を追う展開となる中、米中の部分合意で上昇に加速がついた。

全体相場が堅調な中、大型株は上値が重い銘柄が目立ったものの、中小型株の物色人気は健在だった。そうした人気化した銘柄から年間の値上がり率上位50銘柄をランキングし、その銘柄を押し上げた主な要因を記した。トップ10はジャスダックなどの新興市場の銘柄が独占した。

●ホープ、レアジョブが「テンバガー」達成

値上がり率トップは自治体に特化した広告・メディア・電力販売を手掛けるホープ <6195> [東証M]。経費削減を支援する形で自治体向けに好採算の電力販売が拡大し、収益が急改善していることが買い人気につながり、株価は昨年末比14.0倍の3220円で今年の取引を終えた。同社は5月27日に19年6月期の経常損益を一転黒字見通しに上方修正したことを受けて3日連続でストップ高を演じたことが上昇の起点となり、その後は四半期決算発表の度に一段高を繰り返し、11月29日には「テンバガー(株価10倍)」を達成した。さらに12月10日には株式分割の実施を発表し、最低売買単価を引き下げることが好感され上昇に弾みがつき、株式分割が実施された12月27日はストップ高となり上値を追っている。

2位はオンライン英会話最大手であるレアジョブ <6096> [東証M]。国内外企業との提携・合弁設立や海外進出、企業へのサービス開始といった業容拡大策が相次いだうえ、業績面で今期最高益見通しを示したことや上方修正などが買い材料視され3月、5月、10月、11月と断続的に急上昇を演じた。株価上昇に伴い5月と12月に株式分割を実施し、最低売買単価を引き下げたことも後押しとなり、株価は昨年末比11.9倍の2612円で今年の取引を終え、「テンバガー」を達成した。

3位は半導体メモリ製品の製造・販売が主力のAKIBA <6840> [JQ]。パソコンメーカー向けメモリ販売の伸長や原価低減で19年9月上期が上振れ着地したことを受けて株価が上昇基調となる中、このところの半導体関連株人気が追い風となった。

そのほか、収益が急改善する中、5G関連株として注目された多摩川HD <6838> [JQ]が4位にランクイン。今後成長が期待される教育ICTが主力のチエル <3933> [JQ]は業績回復も後押しして10位とトップ10入りを果たした。

ランキング上位には昨年トップのALBERT <3906> [東証M]、同4位のブレインパッド <3655> といった人工知能(AI)関連や同6位のテリロジー <3356> [JQ]などIT(情報技術)関連に代わり、業績が回復や拡大している内需系銘柄が目立った。

●2019年の株価上昇率ランキング【ベスト50】

※2019年12月30日終値の昨年12月28日終値に対する上昇率

(株式分割などを考慮した修正株価で算出)

―― 対象銘柄数:3,947銘柄 ――

(今年の新規上場銘柄、地方銘柄、外国銘柄は除く)

銘柄名    市場  上昇率(%) 株価  個別ニュース/決算速報/テーマ

1. <6195> ホープ    東証M   1305  3220  業績上方修正を契機に投機資金の攻勢加速 (05/30)

2. <6096> レアジョブ  東証M   1093  2612  今期の経常最高益予想を40%上乗せ、株式分割も発表 (11/15)

3. <6840> AKIBA  JQ    591  7950  半導体周辺株で株価は2週間で倍化 (11/26)

4. <6838> 多摩川HD  JQ    536  2983  5G関連事業の好進捗を好感 (12/18)

5. <1431> リブワーク  東証M   482  2358  グリムス子会社とSDGs推進で業務提携、販売パートナーに (11/25)

6. <3135> マーケットE 東証M   434  2946  1Q営業利益7.8倍で四半期ベース最高益 (11/14)

7. <3830> ギガプライズ 名証C   420  2647  上期経常は3.5倍増益で着地、株式分割に伴い配当予想を修正 (11/08)

8. <4970> 東洋合成   JQ    392  4380  上期経常は26%増益で上振れ着地 (11/08)

9. <4800> オリコン   JQ    363  1798  4-6月期(1Q)経常は81%増益で着地 (08/06)

10. <3933> チエル    JQ    351  2480  上期経常が黒字浮上で着地・7-9月期は5.7倍増益 (11/14)

11. <8894> レボリュー  東証2   344   40  今期最終は黒字浮上へ (12/11)

12. <5922> 那須鉄    東証2   329  16330  上期経常は4.6倍増益で上振れ着地 (11/08)

13. <6239> ナガオカ   JQ    309  2739  今期経常を2期ぶり最高益に97%上方修正 (11/11)

14. <3750> フラクタル  東証2   307  1358  子会社が男性腹圧性尿失禁治療の医療機器を国内承認申請 (12/26)

15. <6035> IRジャパン 東証1   305  4855  20年3月期業績の上方修正と自社株買い発表 (08/02)

16. <4424> Amazia 東証M   302  5770  今期経常は37%増で3期連続最高益更新へ (11/06)

17. <3409> 北日紡    東証2   301  2810 

18. <6920> レーザーテク 東証1   297  5560  EUV対応マスクブランクス検査装置で高評価 (12/20)

19. <9867> ソレキア   JQ    297  13130  ICT更新需要追い風に20年3月期業績予想を上方修正 (11/11)

20. <3854> アイル    東証1   292  1988  8-10月期(1Q)経常は5.6倍増益、通期25%上方修正 (12/09)

21. <3498> 霞ヶ関C   東証M   290  5160  太陽光発電など自然エネルギー部門好調で業績急拡大 (10/16)

22. <4699> ウチダエスコ JQ    284  5370  8-10月期(1Q)経常は4.8倍増益・通期計画を超過 (12/02)

23. <3910> MKシステム JQ    278  1621  上期経常を94%上方修正 (11/05)

24. <3772> ウェルス   東証2   259  1938  4-6月期(1Q)経常は90倍増益で着地 (08/09)

25. <4356> 応用技術   JQ    258  3985  国土強靱化関連の有力株として買い集める (11/21)

26. <6196> ストライク  東証1   245  5500  9-11月期(1Q)経常は2.7倍増益で着地 (12/25)

27. <4557> 医学生物   JQ    238  4310  JSRと研究開発機能を統合と報じられる (12/06)

28. <3970> イノベーショ 東証M   233  2300  今期経常を2倍上方修正 (11/11)

29. <3934> ベネフィJ  東証1   232  2248  上期経常は46%増益で上振れ着地 (11/13)

30. <6064> アクトコール 東証M   226  1652  12-8月期(3Q累計)経常が7.6倍増益で着地・6-8月期も2.1倍増益 (10/15)

31. <2477> 手間いらず  東証M   224  6580  7-9月期(1Q)経常は51%増益で着地、上期配当を13円実施 (11/01)

32. <9517> イーレックス 東証1   224  1821  上期経常が3.2倍増益で着地・7-9月期も6.7倍増益 (11/11)

33. <6656> インスペック 東証2   222  3445  半導体基板検査装置好調で5~10月期営業2割増益 (12/09)

34. <6323> ローツェ   東証1   220  4360  上期経常が52%増益で着地 (10/11)

35. <9768> いであ    東証1   214  3045  豪雨対応でテーマ買いの動き加速 (10/29)

36. <5939> 大谷工業   JQ    212  11340  上期経常が2.1倍増益で着地・7-9月期も3倍増益 (11/12)

37. <6776> 天昇電    東証2   207   558  全般地合い悪のなか異彩高、9%高で新値街道まい進 (08/26)

38. <6564> ミダック   東証1   204  2198  東証1部指定と株式分割を好感 (12/04)

39. <1724> シンクレイヤ JQ    204  1455  今期経常を33%上方修正・19期ぶり最高益更新へ (11/13)

40. <6867> リーダー電子 JQ    197  1455  4K映像対応設備の需要追い風に12年ぶりの高値圏突入 (12/17)

41. <3671> ソフトMAX 東証M   196   998  1-9月期(3Q累計)経常が2.9倍増益で着地・7-9月期も3.8倍増益 (11/11)

42. <7748> ホロン    JQ    191  5760  今期の経常最高益予想を31%上乗せ (11/08)

43. <3021> PCNET  東証2   191  1929  HDのデータ消去に絡み思惑働く (12/09)

44. <4686> ジャスト   東証1   190  6120  上期経常が78%増益で着地・7-9月期も67%増益 (11/07)

45. <3559> PバンCOM 東証1   189  1666  12月27日付で東証1部へ市場変更 (12/18)

46. <8057> 内田洋    東証1   187  7490  8-10月期(1Q)経常は31倍増益、対通期進捗率98% (12/02)

47. <3919> パイプドHD 東証1   186  2419  第3四半期累計は経常3.4倍増益 (12/30)

48. <7813> プラッツ   東証M   185  1781  今期経常は36%増益、8円増配へ (08/08)

49. <6736> サン電子   JQ    184  1710  前期経常が上振れ着地・今期は黒字浮上へ (05/15)

50. <2471> エスプール  東証1   184   845  12-8月期(3Q累計)経常が72%増益で着地・6-8月期も84%増益 (10/03)

★元日~6日に、2020年「新春特集」を一挙、“26本”配信します。ご期待ください。

→→ 「新春特集」の記事一覧をみる

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる