「介護事業の業容拡大で株価も反転へ」

ソラスト <6197> [東証Ｐ]の500円近辺は強気に買いで対処してみたい。同社は国立病院を中心に医療機関の事務全般（人材派遣 ）を受託するほか、在宅介護分野を主軸とした介護サービスや保育事業を展開する。病院への人材派遣は民間病院向けなど新規開拓が進み、価格改定効果なども収益に寄与。また、介護事業は事業所の新規開設やM＆A戦略の奏効で業容拡大が顕著となっている。25年3月期上期（24年4-9月）は営業利益段階で前年同期比47％増の36億7800万円と大幅な伸びを達成した。通期営業利益は前期比12％増の62億円を予想するが、一段の上方修正余地も意識されている。

株価は8月下旬に600円で戻り高値を形成後に調整局面を強いられたが、500円を割れた水準で売り物を枯らし動意含みにある。直近は今月12日に518円まで上値を伸ばした後に押し目を形成しているが、ここは買い場と判断される。5日・25日移動平均線のゴールデンクロスが迫っており、大勢トレンドの上昇転換から500円台後半を目指す展開が期待できる。

株探ニュース