<動意株・13日>(前引け)=エクサWiz、朝日工、ホシザキ
エクサウィザーズ<4259>=急反発。12日の取引終了後に発表した9月中間期連結決算が、売上高45億9600万円(前年同期比35.7%増)、営業損益2億4500万円の赤字(前年同期5億3400万円の赤字)、最終損益4億1800万円の赤字(同7億6800万円の赤字)と赤字幅を縮小して着地し、7~9月期では営業利益4300万円と創業来初の黒字となった。DX人材育成サービスである「exaBase DXアセスメント&ラーニング」や法人向けチャットGPTの「exaBase生成AI」が引き続き成長を牽引し、AIプロダクト事業が好調に推移。新たに東北電力<9506>とも業務提携を開始するなど顧客により深く入り込んだ案件が増加したAIプラットフォーム事業も伸長した。
朝日工業社<1975>=続急伸。空調工事を主力とし、高い技術力を背景に半導体工場のクリーンルームやデータセンター案件などで実績が高い。12日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の36億円から60億円(前期比31%増)に大幅増額した。同社の営業利益は91年3月期に達成した50億8400万円が過去最高となっており、今期は34期ぶりにピーク利益を更新する見通しとなったことで株価に与えるインパクトも大きい。更に株主還元にも抜かりなく対応、今期年間配当は従来計画の60円から100円(前期実績は株式分割考慮で60円)へ大幅に上乗せし、配当利回りは前日終値換算で6.8%と際立って高い水準となっている。
ホシザキ<6465>=急上昇で7連騰。12日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を4100億円から4300億円(前期比15.1%増)へ、営業利益を440億円から485億円(同11.4%増)へ、純利益を330億円から340億円(同3.5%増)へ上方修正したことが好感されている。インバウンドが過去最高水準を継続するなか、飲食市場及び宿泊施設や流通販売業、病院・福祉施設などの飲食外市場へ向けて、ノンフロン自然冷媒を使用した冷蔵庫、製氷機や、食器洗浄機などの拡販に注力していることが寄与する。また、海外における収益性改善に向けた取り組みなども奏功する。同時に、上限を250万株(発行済み株数の1.75%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも材料視されている。
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株探ニュース