C&GSYS Research Memo(2):「CAD/CAMシステム等事業」と「金型製造事業」が事業の2本柱(1)
■会社及び事業の概要
1. 会社概要
C&Gシステムズ<6633>の主力事業は金型用CAD/CAMシステムの開発・販売・保守などで、これらの国内シェアは20%(推定)を誇る。顧客数は大手メーカーから従業員20人未満の中小金型メーカーまで約7,000事業所に上る。
2. 沿革
同社の起源は、主にCAD(コンピュータ支援設計:Computer Aided Design)を事業の主体とするコンピュータエンジニアリング(株)とCAM(コンピュータ支援製造:Computer Aided Manufacturing)を事業の主体とする(株)グラフィックプロダクツという2つの会社にある。当初は別々に企業活動を行っていたが、CADとCAMを融合することによるユーザビリティの向上や、将来の海外展開を見越して、両社は2007年3月に株式移転方式による経営統合に合意し、同年7月には純粋持株会社であるアルファホールディングス(株)を設立してその株式をJASDAQ証券取引所(当時)に上場した。その後、アルファホールディングスが2010年1月に両社を吸収する形で新たなスタートを切り、商号を現在の(株)C&Gシステムズに変更し現在に至っている。株式については、2017年11月に東京証券取引所第2部に市場変更となり、現在はスタンダード市場に上場している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《HN》
株探ニュース