電子材料が異彩の9連騰で2000円大台復帰、SOX指数最高値で物色人気衰えず
日本電子材料<6855>が大幅高に買われ、きょうで9連騰と異彩を放っている。新型コロナウイルスの感染拡大が深刻視されるなかも、半導体市場は高速通信規格5Gの普及やリモートワーク導入加速を背景としたデータセンター増設に伴い、ロジックやメモリー需要が喚起され、関連企業は先行き収益成長期待が強い。前日の米国株市場でも半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%近い上昇で最高値を更新している。同社は半導体テスト用プローブカードの大手で、データセンター向けNAND型フラッシュメモリーの需要拡大で恩恵を享受している。きょうは台湾のTSMCが日本に新工場建設を検討しているという話も海外メディアを通じて伝わっており、これも材料視されたもようだ。
株探ニュース