アドテストなど半導体製造装置関連は安い、エヌビディア決算絶好調も利食い優勢に
アドバンテスト<6857>はウリ気配で始まる展開で反落スタートとなった。前日の米国株市場では半導体関連が利食われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%近い下落となったことで、足もと半導体関連株人気にも一服感が生じている。一方、引け後発表された米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の23年8~10月期決算は絶好調といってよい内容で、売上高、最終利益ともに市場コンセンサスを上回った。また、次四半期(11~1月)の業績見通しについても生成AI市場の拡大に伴うデータセンター向け需要を背景に事前予想を上回っている。ただ、今月に入ってから好決算期待で株価が大きく水準を切り上げていたこともあり、目先利益確定の動きを誘発して時間外で売りに押される形となった。この流れを引き継ぐ形で、東京市場でも生成AI関連に位置付けられるアドテストやディスコ<6146>をはじめ半導体製造装置関連の主力銘柄に売りが先行している。
最終更新日:2023年11月22日 09時09分
株探ニュース