小野測器、上期経常を一転赤字に下方修正
6858小野測器【連結】
業績修正PDF
小野測器 <6858> [東証S] が7月23日大引け後(16:00)に業績修正を発表。25年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益を従来予想の4億2000万円の黒字→3800万円の赤字(前年同期は4億5700万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
なお、通期の経常利益は従来予想の6億5000万円(前期は2億1200万円)を据え置いた。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当中間連結累計期間におきましては、雇用や所得環境の改善により、個人消費は徐々に回復し経済活動は緩やかに成長...
会社側からの【修正の理由】
当中間連結累計期間におきましては、雇用や所得環境の改善により、個人消費は徐々に回復し経済活動は緩やかに成長が続いていくと予測される一方、エネルギー価格及び原材料価格の高止まりや物価の上昇、不安定な為替相場など、引き続き先行き不透明な状況が継続しております。また、米国の新たな関税政策により、日本経済をはじめ世界経済の不確実性が高まっております。 このような事業環境のなか、上期において売上予定であった案件が下期へ先送りとなったことや、原材料価格や外注費の上昇、拡販活動の活発化によりコストが増加したこと等により、売上高、利益ともに下方修正いたします。 昨年より特注試験装置を中心として受注が好調であり、今期においても同様の傾向が続いており、受注残高は高水準を維持しております。通期業績につきましては、このように当連結会計年度の売上原資となる受注残が確保できていることから、売上高、利益ともに上期の減少分を補い期首の予想を十分達成できるものと現時点で判断し、2025年1月30日に公表しました連結業績予想値を据え置くこととしました。米国による関税政策の影響については、直接的な影響は軽微なものと考えておりますが、当社の顧客の設備投資動向などに今後影響が生じる可能性があり、その際は間接的に当社へ影響が及ぶことが想定されます。 今後につきましては、事業環境の変化を注視しながら、新規受注の獲得、販売強化、業務の効率化、コストダウンを推進し、通期業績予想の達成に注力してまいります。
業績予想の修正
今上期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 25.01-06 | 7,000 | 400 | 420 | 350 | 33.6 | 10 | 2025-01-30 |
連結 |
| 新 25.01-06 | 6,343 | -80 | -38 | -121 | -11.6 | 10 | 2025-07-23 |
連結 |
| 修正率 | -9.4 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
今期の業績予想
上期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 24.01-06 | 5,084 | -478 | -457 | 884 | 83.1 | 15 | 2024-07-24 |
連結 |
| 予 25.01-06 | 6,343 | -80 | -38 | -121 | -11.6 | 10 | 2025-07-23 |
連結 |
| 前年同期比 | +24.8 | 赤縮 | 赤縮 | 赤転 | 赤転 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023.12 | 11,539 | 139 | 204 | 438 | 41.7 | 10 | 2024-01-30 |
連結 |
| 2024.12 | 11,804 | 144 | 212 | 1,459 | 138.8 | 30 | 2025-01-30 |
連結 |
| 予 2025.12 | 13,800 | 600 | 650 | 550 | 52.8 | 20 | 2025-01-30 |
連結 |
| 前期比 | +16.9 | 4.2倍 | 3.1倍 | -62.3 | -62.0 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。