三社電機はマド開け急騰で約5年ぶり高値、4~6月期営業5.5倍化受け投資資金集中
三社電機製作所<6882>がマドを開けて買われる人気となった。株価は10%を上回る上昇で1529円まで上値を伸ばし、6月20日につけた高値1475円を一気に上抜き約1カ月半ぶりに年初来高値を更新した。同社は半導体モジュールや電源デバイスのメーカーで、パワー半導体分野の競争力の高さが特長。業績は表面処理用電源が好調で収益を牽引、小型電源も医療用機器向けを中心に大きく伸びて収益に貢献している。前週末28日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(23年4~6月)決算は営業利益が前年同期比5.5倍の5億6500万円と変貌、これがサプライズとなって投資資金を呼び込んでいる。時価は18年5月以来約5年2カ月ぶりの高値圏に突入している。
株探ニュース