凸版が大幅続伸、21年3月期最終利益予想の上方修正と自社株買いを好感
凸版印刷<7911>が大幅続伸している。前週末4日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、純利益を220億円から500億円(前期比42.6%減)へ上方修正したことが好感されている。
同社及び子会社が保有するリクルートホールディングス<6098>株式の一部を売却したことに伴い、特別利益が941億円発生したほか、不採算事業の生産拠点最適化をはじめとする構造改革に関連する費用が発生することが要因としている。なお、売上高1兆4400億円(前期比3.1%減)、営業利益400億円(同39.8%減)は従来見通しを据え置いている。
同時に、1600万株(発行済み株数の4.62%)、または200億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は20年12月7日から21年9月30日までで、株主還元の強化を資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とするためという。
最終更新日:2020年12月07日 09時37分
株探ニュース