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明日の株式相場に向けて=「気候変動サミット」で浮上する次の狙い筋は

市況
2021年4月13日 17時00分

きょう(13日)の東京株式市場は、日経平均株価が212円高の2万9751円と反発。前日の下げ分をほぼ取り返す形となった。売買代金は2兆3000億円台で新年度相場入りの月としてはやや物足りない。「外国人投資家の買いが思ったほど入ってきていない。これが全体相場のボリューム不足に反映されている」(中堅証券ストラテジスト)という。

以前にも触れたが、4月は外国人投資家が日本株を圧倒的な確率で買い越す月だ。昨年のコロナショックこそ売り越したが、それ以前に遡って2000年以降、19年連続で買い越しだったという鉄壁ともいえるアノマリーがある。ただし、1月、2月、3月の過去の外国人投資家の売買動向を振り返ると、直近10年でいずれの月も勝率4割。つまり10年間のうち6年間は売り越している。ところが、今年は1月も2月も3月も、すべて買い越しだった。3か月間合計で現物株を1兆2300億円ほど買い越している。ちなみに、昨年10月から6カ月連続で買い越しを続けており、合計で3兆6500億円弱に達している。したがって、4月新年度入りで日本株買いの矛先が鈍る可能性というのは十分に考えられるところだが、果たして今月は買い越しでクリアするのか、それとも過去20年間で5%の確率である売り越しの月となるのか興味が持たれるところではある。

個別株も全体商いが盛り上がらないなか大型株は触りにくく、相対的に中小型株への物色意欲が旺盛だ。マザーズ市場は全体指数の戻りが遅れているが、東証2部、ジャスダック市場などは東証1部と比べても遜色がない。主力銘柄が一服しているのは、外国人の参戦が思ったより少ない状況であれば合点がいく。しかし、過剰流動性にいったん染められた市場はそう簡単には色褪せない。個人投資家のテリトリーである中小型株が日替わりで物色人気に沸いている。

あえて主力株で輝きを放っている銘柄を挙げるとするならば任天堂<7974>。典型的なジリ高チャートを形成している。「まん延防止等重点措置」が新型コロナ収束に果たしてどれくらいの効力を持つのか疑問な点もあるが、巣ごもりレジャーであるゲーム業界には追い風という見方は理解できる。「リングフィットアドベンチャー」が爆発的人気といっても、中高年世代ではピンとこない向きもそれなりに多いはすだ。しかし、株価は正直である。5月初旬に出てくる同社の今3月期業績予想はホルダーにとってはある意味恐怖のはずだが、そこで仮に値を崩しても、下値で再度インするという前向きな視線を感じる。

ゲーム関連では、他にgumi<3903>が再び上げ足を目立たせている。同社株については以前にも取り上げた“NFT関連”の一角でもあり、押し目があれば投資対象として魅力がある。これ以外に、同関連ではモバイルファクトリー<3912>が上値の可能性を感じさせるチャートでチェックしておきたい。

メインストリートを行くなら気候変動サミットをにらんだ銘柄選別が今の時期は有力となる。そのなか、オーナンバ<5816>は再生可能エネルギー関連穴株としてマークしてみたい銘柄だ。ワイヤーハーネスの大手メーカーであり産業用機器向けで強みを発揮する。太陽光発電配線ユニットへの展開が注目ポイントだ。また、資源リサイクル関連ではリバーホールディングス<5690>の1100円近辺は仕込み場にみえる。同業のタケエイ<2151>とは10月1日に経営統合を予定している。リサイクルといえば、前週取り上げた貴金属リサイクルの松田産業<7456>は順調に上値追いを続けているが、同業態の銘柄では、株価が中段でもみ合いを続けているアサカ理研<5724>なども見せ場があるかもしれない。

このほか、半導体関連では半導体向けウエハー平面研削盤の和井田製作所<6158>や製造装置向けレーザー関連品を手掛けるシグマ光機<7713>などに注目。半導体ウエハー容器を手掛ける信越ポリマー<7970>も値運びに派手さはないが、1000円近辺で煮詰まる動きにあり目を配っておきたい。

あすのスケジュールでは、2月の機械受注が朝方取引開始前に発表される。海外では3月の米輸出入物価、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。また、パウエルFRB議長がワシントンのエコノミッククラブの討議(オンライン)に参加。(銀)

出所:MINKABU PRESS

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