１）本日（3月28日）引け後に発表された決算・業績修正

●イチオシ決算

【デジタルＨＤ <2389> [東証Ｐ]】　★今期経常を4.5倍上方修正

◆24年12月期の連結経常利益を従来予想の3.9億円→17.6億円に4.5倍上方修正。増益率が3.2％増→4.7倍に拡大する見通しとなった。Investment事業で投資先の一部株式売却に伴う売却益が発生することが上振れの要因。

●サプライズな決算発表・業績修正

いちご <2337> [東証Ｐ]　　★前期経常を72％上方修正

◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の60億円→103億円に71.7％上方修正。減益率が44.7％減→5.1％減に縮小する見通しとなった。旺盛な需要を背景にホテル関連収入が計画を大幅に上回ったことが寄与。リートへの物件提供などに加え、金利スワップ取引の金利固定化コストが想定を下回ったことも上振れに貢献した。

ワッツ <2735> [東証Ｓ]　　★今期経常を一転54％増益に上方修正

◆24年8月期上期(9-2月)の連結経常利益を従来予想の1.9億円→7.4億円に3.9倍上方修正。不採算店舗の整理を計画通り進行する中、100円ショップ事業の売上高が堅調に推移したことが寄与。雑貨売上高構成比率および100円以外の商品の売上高比率上昇を図る施策を進めたことも上振れにつながった。

併せて、通期の同利益を従来予想の4億円→10億円に2.5倍上方修正。従来の38.3％減益予想から一転して54.3％増益見通しとなった。

銚子丸 <3075> [東証Ｓ]　　★6-2月期(3Q累計)経常は2.5倍増益・通期計画を超過、配当6円増額へ

◆24年5月期第3四半期累計(23年6月-24年2月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.5倍の14.4億円に急拡大して着地。脱コロナを追い風にイートイン客数が急回復したほか、価格改定の定着が収益を押し上げた。また、フルオーダー化に伴う廃棄ロス減少に加え、コロナ下に推進してきた機械化・省力化による利益体質の改善なども大幅増益につながった。

通期計画の13.8億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

併せて、期末一括配当を従来計画の6円→12円(前期は12円)に大幅増額修正した。

フジＨＤ <4676> [東証Ｐ]　　★今期最終を38％上方修正、自社株買いも発表

◆24年3月期の連結最終利益を従来予想の260億円→360億円に38.5％上方修正。減益率が44.5％減→23.2％減に縮小する見通しとなった。保有する投資有価証券の売却に伴い、売却益約160億円が発生することが最終利益を押し上げる。

併せて、発行済み株式数の4.6％にあたる1000万株または150億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

うかい <7621> [東証Ｓ]　　★今期経常を47％上方修正、配当も2円増額

◆24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の5.5億円→8.1億円に47.0％上方修正。減益率が34.9％減→4.2％減に縮小する見通しとなった。要員計画が想定を下回り、人件費が大幅に減少したことが上振れの要因となる。

併せて、創業60周年記念配当2円を実施する形で、期末一括配当を従来計画の15円→17円(前期は15円)に増額修正した。

２）3月29日の決算発表銘柄（予定）

■引け後発表

◆本決算：

<2778> パレモ・ＨＤ [東Ｓ]

■発表時間未確認　　※カッコ()内は直近決算発表の公表時刻

◆本決算：

<2354> ＹＥデジタル [東Ｓ] (前回16:00)

◆第1四半期決算：

<2975> スターマイカ [東Ｐ] (前回15:30)

<3089> Ｔアルファ [東Ｓ] 　(前回15:00)

◆第2四半期決算：

<2164> 地域新聞社 [東Ｇ] 　(前回15:00)

<3607> クラウディア [東Ｓ] (前回15:00)

◆第3四半期決算：

<3321> ミタチ産業 [東Ｓ] 　(前回15:00)

<3892> 岡山製紙 [東Ｓ] 　　(前回15:00)

<6083> ＥＲＩＨＤ [東Ｓ] 　(前回15:00)

<7921> 宝＆ＣＯ [東Ｐ] 　　(前回15:00)

<8155> 三益半導 [東Ｐ] 　　(前回15:00)

<9265> ヤマシタＨＤ [東Ｓ] (前回16:00)

<9651> 日本プロセス [東Ｓ] (前回15:00)

合計13社

※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。

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