泉州電業---1Qは2ケタ増収・大幅な増益、業績予想の上方修正を発表
泉州電業<9824>は3日、2022年10月期第1四半期(21年11月-22年1月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比33.5%増の271.61億円、営業利益が同130.2%増の16.58億円、経常利益が同115.7%増の17.66億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同117.3%増の11.94億円となった。
同社グループの係わる電線業界においては、電線の主材料である銅の価格が、1トン当たり期中平均1,158千円と前年同期平均831千円に比べ39.4%上昇した(銅価格の推移、1トン当たり期初1,170千円、安値1,120千円(2021年12月)、高値1,200千円(2022年1月)、第1四半期末1,190千円)。また、建設・電販向けの出荷量は、前年同期に比べ増加基調で推移した。
同社グループは、提案型営業の推進、配送体制の強化、新規得意先の開拓及び既存得意先の深耕、新商品の拡販など積極的な営業展開を図った。その結果、当第1四半期の経営成績は、半導体製造装置向け需要の増大、自動車・工作機械向け需要の回復、銅価格の上昇に伴う建設・電販向け需要の売上増加により、売上高は増収となり、各利益は大幅な増益となった。
2022年10月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比8.2%増(前回予想比3.1%増)の1,000.00億円、営業利益が同11.7%増(同10.4%増)の53.00億円、経常利益が同11.9%増(同9.8%増)の56.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.8%増(同8.3%増)の39.00億円としている。
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株探ニュース