ソフトバンクGが買い気配、4-12月期税引き前が3.2倍増益、自社株買いも発表
ソフトバンクグループ <9984> が買い気配でスタート。6日大引け後に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益が前年同期比3.2倍の1兆8098億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドでフリップカートの株式売却益、Uberなどの株式評価益を計上したことが利益を大きく押し上げた。なお、投資先の米エヌビディアの株価急落で評価損が発生したものの、カラー取引によるヘッジによりデリバティブ関連利益を計上し、損失をおさえた。エヌビディア株は1月に全保有株を売却した。
併せて、発行済み株式数の10.3%にあたる1億1200万株(金額で6000億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。
株探ニュース