東証グロース市場250指数先物見通し:上値の重い展開か
本日の東証グロース市場250指数先物は、上値の重い展開を予想する。前日18日の米国市場のダウ平均は55.39ドル安の43,389.60ドル、ナスダックは111.69pt高の18,791.81ptで取引を終了した。11月NAHB住宅市場指数が予想外に改善したことや根強い成長期待が支えたが、ダウは利益確定売りに押され、終日軟調に推移した。ナスダックは電気自動車メーカー、テスラ(TSLA)の上昇や長期金利の低下、半導体エヌビディア(NVDA)の決算を期待した買いが支援し上昇した。まちまちで終了した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は上値の重い展開を予想する。ナスダック高や長期金利の低下は追い風となるものの、日足のパラボリックが陰転したため、早期にSAR-H(19日現在:632pt)まで上昇しないと、下降トレンドが意識され、売り手優位の展開となりそうだ。昨日、日銀の植田総裁が、現在(0.25%程度)の政策金利を極めて低いとし、利上げの必要性を強調したことも、金利の先高感につながり上値を重くするものと思われる。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比4pt高の615ptで終えている。上値のメドは625pt、下値のメドは605ptとする。
《SK》
株探ニュース