2日の米株式市場の概況、NYダウ反落 ナスダックは最高値更新
2日の米株式市場では、NYダウが前週末比128.65ドル安の4万4782.00ドルと反落した。直近まで過去最高値圏で推移するなかで、持ち高調整目的の売りが優勢となった。11月の米ISM製造業景況感指数は前月から上昇し、市場予想を上回った。米国経済の底堅さが意識されるなか、12月に米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切るとの期待感が続き、全体相場を下支えした。
インテル<INTC>は買いが続かず軟化した。アムジェン<AMGN>やハネウェル・インターナショナル<HON>、JPモルガン・チェース<JPM>が冴えない展開。ステランティス<STLA>が大幅安となった。一方、ボーイング<BA>とナイキ<NKE>がしっかり。ブロック<SQ>が買われ、ギャップ<GAP>とクラウドフレア<NET>が急伸した。
ナスダック総合株価指数は185.782ポイント高の1万9403.948と続伸し、最高値を更新した。テスラ<TSLA>とメタ・プラットフォームズ<META>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が高く、マイクロソフト<MSFT>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>、アルファベット<GOOG>が堅調推移。マーベル・テクノロジー・グループ<MRVL>が上伸し、スーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>とノボキュア<NVCR>が急騰した。一方、アップスタート・ホールデイングス<UPST>が急落した。
株探ニュース