ナック、4-12月期(3Q累計)経常は赤字縮小で着地、今期配当を19円減額修正

会社側からの【修正の理由】

当社は、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、積極的かつ、長期にわたり継続的・安定的に利益還元を行うことを基本方針として、具体的数字基準を「連結純資産配当率４%」、ただし「配当性向100%以内」としております。　しかしながら、住宅事業を取り巻く市場環境は厳しさを増しており、住宅事業の中核子会社レオハウスにおいて、売上高は前期比で増加する見込みであるものの、建築資材の高騰や職人不足を背景として建設コストが増加しており、更に大雪など悪天候による引渡し予定物件の遅延が発生する予測となりました。その結果、同社に係る固定資産の更なる減損損失の計上及び繰延税金資産の取崩しをせざるを得ない見込みとなりました。これらの状況を鑑み、来期以降の収益改善および経営効率の改善を図る目的で同社の拠点のうち20%前後の不採算店を統合または撤退を進める予定であります。それに伴い、統合および撤退に対する費用が見込まれます。平成30年３月期の連結業績予想数値につきましては、平成29年11月10日に公表した数値に対し、クリクラ事業やレンタル事業が堅調に推移している一方、主として上記住宅事業の要因により連結業績が予想を下回り、不採算店の統合および撤退に係る費用も見込むことにより、平成29年11月10日に公表した数値について、営業利益は2,000百万円に対し1,500百万円前後、親会社株主に帰属する当期純利益については550百万円の利益予想から、当期純損失1,000百万円前後の計上が予想されます。　このような状況を鑑み、平成30年度３月期の期末配当は、上記の基本方針に定める連結業績水準を確保できないため、誠に遺憾ではありますが無配とさせていただくことといたしました。　なお、平成30年３月期通期連結業績予想につきましては、固定資産の減損損失額、繰延税金資産の取崩額ならびに統合および撤退に係る費用を含むレオハウスならびに住宅事業の業績予想について、現在精査中であり、確定次第、速やかに公表させていただきます。