塩野義、今期最終を4%上方修正・最高益予想を上乗せ
4507塩野義製薬【連結】
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塩野義製薬 <4507> [東証P] が10月24日大引け後(15:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期の連結最終利益を従来予想の1360億円→1420億円(前期は1141億円)に4.4%上方修正し、増益率が19.1%増→24.4%増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
ただ、4-9月期(上期)の連結最終利益は従来予想の715億円→570億円(前年同期は531億円)に20.3%下方修正し、増益率が34.6%増→7.3%増に縮小する見通しとなった。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当第2四半期連結累計期間においては、最優先プロジェクトである新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関...
会社側からの【修正の理由】
当第2四半期連結累計期間においては、最優先プロジェクトである新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連プロジェクトに過去最大規模の研究開発費を投下した結果、開発を大きく進展させることができました。また、国内事業ならびに海外事業は、それぞれインチュニブ、セフィデロコルを中心に売上が堅調に推移しました。ヴィーブ社に導出したHIVフランチャイズに関してもドウベイト、カベヌバなどを中心に売上が伸長することで堅調なロイヤリティー収入および受取配当金を受領しました。これらのベースビジネスは順調に進捗しており、力強い成長を示しております。その結果、対前年同期比では売上収益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は増収増益となる見込みです。一方、COVID-19治療薬エンシトレルビル フマル酸(開発番号:S-217622、以下、「本薬」)については、第2/3相臨床試験Phase 3 partにおいて主要評価項目を達成し1、国内外での提供に向けて規制当局と協議を継続するとともに、各国政府/外部支援機関との交渉が進展しました。これらの開発状況を勘案し、本薬の承認取得および売上収益が下期にずれ込むことを見込み、当第2四半期連結累計期間の業績予想を修正いたします。また、通期連結業績予想につきましては、当初の予定通りCOVID-19関連製品の収益を受領するとともにベースビジネスが引き続き順調に推移することで、対前年同期比で売上収益、各利益項目はいずれも増収増益を達成し、売上収益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益は当初予想を上回る見込みであることから、2023年3月期通期連結業績予想を上方修正いたします。
業績予想の修正
今上期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 22.04-09 | 180,000 | 57,000 | 86,000 | 71,500 | 78.8 | 20 | 2022-05-11 |
IFRS |
| 新 22.04-09 | 150,000 | 28,000 | 67,000 | 57,000 | 63.1 | 20 | 2022-10-24 |
IFRS |
| 修正率 | -16.7 | -50.9 | -22.1 | -20.3 | -20.0 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2023.03 | 400,000 | 120,000 | 168,000 | 136,000 | 154.0 | 40 | 2022-05-11 |
IFRS |
| 新 2023.03 | 410,000 | 120,000 | 174,000 | 142,000 | 160.8 | 40 | 2022-10-24 |
IFRS |
| 修正率 | +2.5 | 0.0 | +3.6 | +4.4 | +4.4 | % |
今期の業績予想
上期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 21.04-09 | 145,085 | 42,664 | 50,832 | 53,131 | 58.8 | 18.33 | 2021-11-01 |
IFRS |
| 予 22.04-09 | 150,000 | 28,000 | 67,000 | 57,000 | 63.1 | 20 | 2022-10-24 |
IFRS |
| 前年同期比 | +3.4 | -34.4 | +31.8 | +7.3 | +7.4 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021.03 | 297,177 | 117,438 | 143,018 | 111,858 | 121.7 | 36 | 2021-05-10 |
IFRS |
| 2022.03 | 335,138 | 110,312 | 126,268 | 114,185 | 126.3 | 38.33 | 2022-05-11 |
IFRS |
| 予 2023.03 | 410,000 | 120,000 | 174,000 | 142,000 | 160.8 | 40 | 2022-10-24 |
IFRS |
| 前期比 | +22.3 | +8.8 | +37.8 | +24.4 | +27.4 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。