NXHD、前期最終を19%下方修正
9147NIPPON EXPRESS ホールディングス【連結】
業績修正PDF
NIPPON EXPRESS ホールディングス <9147> [東証P] が1月18日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年12月期の連結最終利益を従来予想の1340億円→1080億円に19.4%下方修正した。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終利益も従来予想の393億円→133億円に66.1%減額した計算になる。
※21年12月期(9ヵ月決算)が決算期変更のため、前年同期に同じ期間がない場合は前年同期との比較を表記していません。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
1. 特別損失の計上について(連結決算における減損損失の計上)(1) 新・国際航空貨物基幹システム 当社の...
会社側からの【修正の理由】
1. 特別損失の計上について(連結決算における減損損失の計上)(1) 新・国際航空貨物基幹システム 当社の子会社である日本通運株式会社は、航空輸送事業におけるグローバル共通基盤の構築を目的として、「新・国際航空貨物基幹システム」の開発を行ってまいりましたが、当初計画よりも更なる開発コストの増加、開発期間の延長が見込まれること等から、システム開発を断念することを決定いたしました。そのため、現在までのシステム開発に係る無形固定資産(ソフトウエア仮勘定)について、減損損失154億円を計上いたします。(2) 医薬品事業 当社の子会社である日本通運株式会社は、医薬品の適正な流通基準であるGDPの法制化に向けた医薬品物流の変化に対応するため、医薬品サプライネットワークとして、日本版GDPガイドライン規範を遵守する国内4拠点の倉庫を新設し、医薬品事業の拡大に取り組んでおります。しかしながら、今般、新型コロナウイルスのまん延が継続する事業環境において医薬品事業の事業計画等を見直し、回収可能価額を検討した結果、固定資産に係る減損損失154億円を計上する見込みとなりました。(3) 警備輸送事業 当社の子会社である日本通運株式会社は、警備輸送事業に係る事業環境や経済情勢の変化に伴う収益性を勘案し、固定資産の回収可能価額を検討した結果、固定資産に係る減損損失25億円を計上する見込みとなりました。(4) MD Logistics,Inc.およびMD Express,Inc.(以下、併せて「MD社」) 2020年9月に出資持分を取得し子会社化したMD社は、世界最大の医薬品市場である米国内において、医薬品物流ネットワークを有しており、当社グループの国際輸送ネットワークとの結合により、米国と海外とを一貫した高品質な輸送サービスの提供を推進しております。しかしながら、MD社の直近業績が出資持分取得時の事業計画を下回っていることから、MD社における現在の事業環境や経済環境を織り込んで事業計画を見直し、回収可能価額を検討した結果、のれんに係る減損損失29億円を計上する見込みとなりました。(5) 国内子会社一部の国内子会社において、過去の実績および今後の収支目論見等を鑑み、固定資産の帳簿価額を回収できないことが見込まれるため、固定資産に係る減損損失10億円を計上する見込みとなりました。2. 業績予想の修正について 上記1で記載の特別損失の計上見込みにより、親会社株主に帰属する当期純利益について、通期の業績予想を下方修正いたしました。なお、2022年12月期の期末配当予想については、直近の2022年11月9日公表値から変更はございません。※ 本資料に記載されている各項目の特別損失額の記述については、現在、会計監査人による2022年12月期の監査手続が完了していないため、当社の見込みを記載しており、実際の損失額は予想数値と異なる場合があります。また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現時点で入手可能な情報に基づいて判断し作成したものであり、リスクや不確定要素を含んでおり、実際の業績は予想数値と異なる場合があります。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 22.07-12 | 1,346,809 | 7,605 | 12,623 | 47,004 | 175.7 | 50 | 2022-11-09 |
連結 |
| 新 22.07-12 | 1,346,809 | 7,605 | 12,623 | 21,004 | 78.5 | 50 | 2023-01-18 |
連結 |
| 修正率 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | -55.3 | -55.3 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2022.12 | 2,650,000 | 130,000 | 138,000 | 134,000 | 501.0 | 133.33 | 2022-11-09 |
連結 |
| 新 2022.12 | 2,650,000 | 130,000 | 138,000 | 108,000 | 403.8 | 133.33 | 2023-01-18 |
連結 |
| 修正率 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | -19.4 | -19.4 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 変 21.10-12 | 659,063 | 32,454 | 32,965 | 23,430 | 86.0 | 50 | 2022-02-14 |
連結 |
| 予 22.07-12 | 1,346,809 | 7,605 | 12,623 | 21,004 | 78.5 | 50 | 2023-01-18 |
連結 |
| 前年同期比 | - | - | - | - | - | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021.03 | 2,079,195 | 78,100 | 81,276 | 56,102 | 201.6 | 61.67 | 2021-04-28 |
連結 |
| 変 2021.12 | 1,763,282 | 68,754 | 73,627 | 54,049 | 198.4 | 80 | 2022-02-14 |
連結 |
| 予 2022.12 | 2,650,000 | 130,000 | 138,000 | 108,000 | 403.8 | 133.33 | 2023-01-18 |
連結 |
| 前期比 | - | - | - | - | - | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。