エレコム、今期経常を23％下方修正

会社側からの【修正の理由】

売上高は、パソコン関連機器、TV・AV関連機器を中心に需要が低調に推移した影響を受けました。また、半導体不足やコロナ禍でのサプライチェーン停滞を受けて在庫を積み増していた量販店が、停滞状況からの回復を踏まえて今度は在庫削減を強化するなど、その環境変化を踏まえて、一部製品群の販売戦略を見直した影響もあり、売上高全体では当初予想を下回る見込みとなりました。ただし、量販店での当社製品の実販売の改善と流通在庫管理の取り組みは強化しており、またグループ会社の産業機器向けストレージに対する需要は堅調に推移し、ECにおいてもスマートフォン向け高速充電器などが戦略的な拡販で伸長しております。一部、立ち上げに時間を要している新規事業テーマでは、新製品の投入などに向けた取り組みを進めており、更なる企業価値向上のためにM&Aなども継続して検討しております。利益は、海外から米ドルで製品を調達する弊社にとっては、円安進行による原価上昇の影響、また半導体不足及び資源高騰により、パソコン及びデジタル関連製品の原価が大きく上昇した影響を受けるとともに、流通在庫含めた棚卸資産の適正化を進めたことで、こちらも当初予想を下回る見込みとなりました。ただし、売上総利益率の改善につながる値上げ及び新製品の価格見直しには取り組んできており、また販売費及び一般管理費の水準を当初予想より抑制しております。このような状況下、上記の通り2023年３月期通期連結業績予想を修正いたします。 （注）上記業績予想数値は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、 実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。