タカラバイオ、上期最終を赤字拡大に下方修正
4974タカラバイオ【連結】
業績修正PDF
タカラバイオ <4974> [東証P] が10月23日大引け後(15:30)に業績修正を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益を従来予想の13.2億円の赤字→69億円の赤字(前年同期は5.1億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
なお、通期の最終利益は従来予想の13億円(前期は10.4億円)を据え置いた。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
世界的にライフサイエンス研究市場が低迷する中、米国の政府方針による研究助成金の大幅削減や中国の経済不況など...
会社側からの【修正の理由】
世界的にライフサイエンス研究市場が低迷する中、米国の政府方針による研究助成金の大幅削減や中国の経済不況などの影響が加わり、産業界およびアカデミアにおける研究開発のアクティビティが世界的に低下し、売上高は前回発表予想を下回る見込みです。人員体制の見直し、研究開発の選択と集中、管理費の削減などにより販売費及び一般管理費は前回発表予想を下回るものの、減収の影響が大きく、営業利益および経常利益は前回発表予想を下回る見込みです。また、後述のとおり特別損失を計上することおよび繰延税金資産の一部取り崩しを行うことにより、親会社株主に帰属する中間純利益は前回発表予想を下回る見込みです。 なお、2026年3月期通期業績予想につきましては、現在精査中であり、業績予想の修正が必要となった場合には、速やかに開示いたします。●特別損失の計上 当社は、製薬企業などからの受託数の増加やNY-ESO-1・siTCR遺伝子治療(TBI-1301)の進展などに伴う製造需要の拡大を見込み、細胞加工やウイルスベクターなどの受託製造に係る設備の増設をしてまいりました。しかしながら、大塚製薬株式会社とのNY-ESO-1・siTCR遺伝子治療に関する共同開発・独占販売契約の終了、クライアントの開発方針の変更、再生・細胞医療・遺伝子治療分野における研究開発の環境変化などの影響を考慮し、将来の回収可能性を慎重に検討した結果、増設した一部の設備の減損損失約39億円を特別損失として計上する見込みとなりました。●繰延税金資産の取り崩し 現在の事業環境および今後の業績動向などを勘案し、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、2026年3月期第2四半期において、繰延税金資産を約4億円取り崩し、法人税等調整額として同額を計上する見込みとなりました。
業績予想の修正
今上期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 25.04-09 | 21,300 | -1,450 | -1,430 | -1,320 | -11.0 | 0 | 2025-05-13 |
連結 |
| 新 25.04-09 | 18,700 | -2,350 | -2,500 | -6,900 | -57.3 | 0 | 2025-10-23 |
連結 |
| 修正率 | -12.2 | 赤拡 | 赤拡 | 赤拡 | 赤拡 | % |
今期の業績予想
上期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 24.04-09 | 19,758 | 417 | 549 | 513 | 4.3 | 0 | 2024-11-08 |
連結 |
| 予 25.04-09 | 18,700 | -2,350 | -2,500 | -6,900 | -57.3 | 0 | 2025-10-23 |
連結 |
| 前年同期比 | -5.4 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024.03 | 43,505 | 3,003 | 3,405 | 1,480 | 12.3 | 17 | 2024-05-10 |
連結 |
| 2025.03 | 45,039 | 2,263 | 2,592 | 1,041 | 8.7 | 17 | 2025-05-13 |
連結 |
| 予 2026.03 | 52,500 | 2,500 | 2,500 | 1,300 | 10.8 | 17 | 2025-05-13 |
連結 |
| 前期比 | +16.6 | +10.5 | -3.5 | +24.9 | +24.9 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。