青山財産、今期経常を1%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額
8929青山財産ネットワークス【連結】
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青山財産ネットワークス <8929> [東証S] が12月11日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年12月期の連結経常利益を従来予想の36.5億円→37億円(前期は34.8億円)に1.4%上方修正し、増益率が4.9%増→6.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の16.5億円→17億円(前年同期は17.3億円)に3.0%増額し、減益率が4.8%減→2.0%減に縮小する計算になる。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の51円→53円(前期は46円)に増額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
(1)売上高売上高につきましては財産コンサルティング10,000百万円、不動産取引37,000百万円、合計...
会社側からの【修正の理由】
(1)売上高売上高につきましては財産コンサルティング10,000百万円、不動産取引37,000百万円、合計47,000百万円を計画しておりました。財産コンサルティングにつきましては、当初計画の10,000百万円を大幅に上回る12,000百万円となる見込みです。提携させて頂いている金融機関や会計事務所等との連携の強化により、お客様数が大幅に増加し続けており、成約件数が増加しております。また、お客様の資産額が増加し、相続や事業承継対策における規模も増大しており、成約単価も上昇しております。事業承継対策や相続対策を社会課題と認識する金融機関との連携数が増加し、また、来期には複数のエリア営業拠点の開設を予定していることから財産コンサルティング事業については来期に向けても大きく伸長するものと考えております。一方、不動産取引につきましては、主に当社の主力商品であるADVANTAGE CLUBの売上34,000百万円を計画しておりました。第4四半期に取得した赤坂見附の不動産をADVANTAGE CLUBとして販売することを検討しておりましたが、2026年の税制改正において、貸付用不動産の評価方法の見直しが行われる旨の新聞報道がなされましたので、12月中に公表予定の税制改正大綱で当該内容が明らかになるまではADVANTAGE CLUBの販売を控えることが適当だと考え、販売を延期いたしました。その結果、不動産取引の売上高は計画を下回る30,000百万円となる見込みです。以上により、売上高は42,000百万円と当初計画を10.6%下回る見込みです。(2)各段階利益不動産取引の売上高が当初計画を下回る見込みであるものの、利益率の高いコンサルティングの売上高が大幅に増加する見込みであることから、売上総利益は当初計画を上回る見込みです。一方、働きやすい環境整備のためのインフラ投資加え、DX・AI化をより一層促進するための成長投資を前倒しで行ったことから、販管費につきましても当初計画を上回る見込みです。結果として、営業利益は当初計画から修正ございません。経常利益につきましては、金融費用などが当初計画を下回る見込みであることから、3,700百万円と当初計画を1.4%上回る見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益については、経常利益の増加に加え、法人税等が当初計画を下回る見込みであることから、2,550百万円と当初計画を4.1%上回る見込みです。
当社は累進配当を導入し継続的な増配を行っていくことを最優先とし、利益配分については、(1)事業領域の拡大や成長に向けた投資・M&A、(2)株主還元、(3)負債削減を優先順位とし、財務状況やキャッシュ・フロー、収益見通しなどを総合的に勘案いたします。また、株主資本コストを約8%と想定し、株主資本コスト相当額以上を配当として還元してまいります。配当性向については50%水準を目標としております。この方針のもと、業績および財務状況などを総合的に勘案し、期末予想配当につきましては、従来予想の1株当たり31円から2円増配し、1株当たり33円といたします。これにより、1株当たりの年間配当金は従来予想の51円から53円となり、前期実績と比較して7円の増配となります。また、連結業績予想に対する連結配当性向は50%程度となる見込みです。(注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。今後、公表すべき事象が生じましたら、速やかに公表いたします。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 25.07-12 | 24,845 | 1,746 | 1,652 | 1,197 | 49.9 | 31 | 2025-08-07 |
連結 |
| 新 25.07-12 | 19,845 | 1,746 | 1,702 | 1,297 | 54.1 | 33 | 2025-12-11 |
連結 |
| 修正率 | -20.1 | 0.0 | +3.0 | +8.4 | +8.4 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2025.12 | 47,000 | 3,850 | 3,650 | 2,450 | 102.2 | 51 | 2025-02-13 |
連結 |
| 新 2025.12 | 42,000 | 3,850 | 3,700 | 2,550 | 106.4 | 53 | 2025-12-11 |
連結 |
| 修正率 | -10.6 | 0.0 | +1.4 | +4.1 | +4.1 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 24.07-12 | 24,624 | 1,766 | 1,736 | 1,216 | 50.1 | 28 | 2025-02-13 |
連結 |
| 予 25.07-12 | 19,845 | 1,746 | 1,702 | 1,297 | 54.1 | 33 | 2025-12-11 |
連結 |
| 前年同期比 | -19.4 | -1.1 | -2.0 | +6.7 | +8.0 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023.12 | 36,098 | 3,265 | 3,359 | 2,062 | 84.8 | 41 | 2024-02-09 |
連結 |
| 2024.12 | 45,618 | 3,506 | 3,480 | 2,428 | 100.0 | 46 | 2025-02-13 |
連結 |
| 予 2025.12 | 42,000 | 3,850 | 3,700 | 2,550 | 106.4 | 53 | 2025-12-11 |
連結 |
| 前期比 | -7.9 | +9.8 | +6.3 | +5.0 | +6.3 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。