ソレイジア、今期最終を赤字拡大に下方修正
4597ソレイジア・ファーマ【連結】
業績修正PDF
ソレイジア・ファーマ <4597> [東証G] が12月23日大引け後(15:30)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。25年12月期の連結最終損益を従来予想の6.5億円の赤字→9億円の赤字(前期は19.4億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の0.9億円の赤字→3.4億円の赤字(前年同期は13.3億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
(1) 売上収益売上収益は従前予想値より下記要因により900 百万円減少し、400百万円の計上を見込んでお...
会社側からの【修正の理由】
(1) 売上収益売上収益は従前予想値より下記要因により900 百万円減少し、400百万円の計上を見込んでおります。(ア) 製品販売収益・Sancuso(SP-01)中国向け販売は、当初は2025年度での合計2バッチの出荷、収益計上を計画しておりました。製造所変更を受け、新製造所で製造された最初の製品バッチが通常の医薬品通関手続では不要とされる通関受入試験全項目の実施が中国税関より求められ、製品第1バッチは当該手続きに想定以上の時間を要する状況となりました。製品第2バッチも当期中の出荷、通関及び収益計上を見込んでいたものの製品第1バッチの手続に時間を要したため、2025年での売上収益予想から除外いたします。(イ) ライセンス収益・別報のとおり、Firebird社とのダルビアス(SP-02)及びエピシル(SP-03)のライセンス契約を本日付けで解約しております。これにより、当初計画で見込んでいた契約一時金とマイルストン収益を2025年度売上収益予想から除外いたします。・Sancuso(SP-01)中国販売は、現在Lee’s社との販売権ライセンス契約のもと運営されておりますが、当該契約は2026年末に満了いたします。本製品の中国製造権ライセンス導出と2027年1月以降の中国販売権ライセンス導出契約締結を目標に協議を続けておりますが、本日現在当該契約は締結に至っていないことから、2025年度の売上収益予想から除外いたします。なお、本件とは別に、2025年12月にChangchun GeneScience Pharmaceutical Co., Ltd.(以下、GenSci社)と契約した、エピシルの中国ライセンス契約に基づき受領した契約金のうち一部の収益未計上額をGenSci社に返金することとなりました。但し、この返金による当社損益への影響はありません。(2) 営業費用(売上原価、研究開発費、販売費・一般管理費)営業費用は、売上原価、研究開発費および販売費・一般管理費のいずれも当初計画からの発生減少が見込まれ総額で約600百万円の減少となり、当期の営業費用は1,300百万円程度となる見通しです。(ア) 売上原価・上記Sancuso(SP-01)中国向け販売の収益計上予想額の低下により、対応する売上原価が減少する見通しです。(イ) 研究開発費・開発品SP-05の第1b/第2相臨床試験は、当初計画通りに本年5月に開始されております。当該試験のうち第1b相パート(用量漸増試験)において、当初想定に比して薬剤の良好な安全性が確認される状況となり用量漸増第3コホート(第3段階)に進行しており、当社は第2相パートからの参加による開発投資を計画しております。非臨床試験においてSP-05の用量依存的な効果が示されており、用量漸増試験は順調に進行している状況にあると考えられます。このことから、当社の第2相パート臨床開発投資が2026年以降になることとなり、2025年度研究開発費は減少する見通しです。(ウ) 販売費および一般管理費・上記ライセンス収益予想額減少に起因する源泉所得税発生額減少等により、販売費および一般管理費発生額は減少する見通しです。(3) 損益上記売上収益と営業費用予想の変更により、営業損益、税引前損益、親会社の所有者に帰属する当期損益は、いずれも従前予想値より250百万円低下し、900百万円の損失となる見通しです。以上注意事項:このプレスリリースに記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、当社の事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。また、このプレスリリースに含まれている医薬品又は医療機器(開発中のものを含む)に関する情報は、宣伝広告、医学的アドバイスを目的としているものではありません。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 25.07-12 | 1,251 | -113 | -95 | -95 | -0.4 | 0 | 2025-08-13 |
IFRS |
| 新 25.07-12 | 351 | -363 | -345 | -345 | -1.5 | 0 | 2025-12-23 |
IFRS |
| 修正率 | -71.9 | 赤拡 | 赤拡 | 赤拡 | 赤拡 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2025.12 | 1,300 | -650 | -650 | -650 | -2.5 | 0 | 2025-02-12 |
IFRS |
| 新 2025.12 | 400 | -900 | -900 | -900 | -3.8 | 0 | 2025-12-23 |
IFRS |
| 修正率 | -69.2 | 赤拡 | 赤拡 | 赤拡 | 赤拡 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 24.07-12 | 244 | -1,340 | -1,334 | -1,330 | -6.7 | 0 | 2025-02-12 |
IFRS |
| 予 25.07-12 | 351 | -363 | -345 | -345 | -1.5 | 0 | 2025-12-23 |
IFRS |
| 前年同期比 | +43.9 | 赤縮 | 赤縮 | 赤縮 | 赤縮 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023.12 | 617 | -1,139 | -1,135 | -1,112 | -6.6 | 0 | 2024-02-14 |
IFRS |
| 2024.12 | 316 | -1,951 | -1,961 | -1,941 | -9.8 | 0 | 2025-02-12 |
IFRS |
| 予 2025.12 | 400 | -900 | -900 | -900 | -3.8 | 0 | 2025-12-23 |
IFRS |
| 前期比 | +26.6 | 赤縮 | 赤縮 | 赤縮 | 赤縮 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。