話題株ピックアップ【昼刊】:インフォコム、森永乳、アンリツ

注目
2019年4月26日 11時39分

■インフォコム <4348>  2,076円  +261 円 (+14.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

インフォコム <4348> が続急騰。25日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比14.9%増の68.7億円で着地。続く20年3月期も前期比13.5%増の78億円に伸び、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期は電子コミック配信サービスが収益を牽引した。データ分析の高度化や独占先行配信の効果が発現したうえ、下期の広告強化も奏功した形となった。今期は引き続き電子コミックとヘルスケアに重点を置き、連続2ケタ増収増益を目指す。併せて、今期の年間配当は29円とし、前期の株式分割を考慮した実質配当は31.8%増配とする方針としたことも支援材料となった。

■エレマテック <2715>  2,041円  +174 円 (+9.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位

エレマテック<2715>が続急伸。25日の取引終了後、5月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。投資単位当たりの金額を引き下げることで株式の流動性を高め、投資家層の拡大を図ることが目的という。また、同時に発表した20年3月期の連結業績予想で、売上高2010億円(前期比9.6%増)、営業利益67億5000万円(同6.5%増)、純利益45億5000万円(同35.2%増)と増収増益を見込み、年間配当を45円と実質増配を予定していることが好感されている。販売商材のモジュール化を推進し、自動車向け関連部材や、業務の自動化ニーズの実現に向けた関連製品の販売に注力し、業容の拡大を図る見通し。なお、19年3月期決算は売上高1833億9900万円(前の期比6.5%減)、営業利益63億3500万円(同2.2%減)、純利益33億6400万円(同23.1%減)だった。

■カワチ薬品 <2664>  1,965円  +163 円 (+9.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位

カワチ薬品 <2664> が続急伸。25日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比9.0%減の55.1億円だったが、続く20年3月期は前期比16.0%増の64億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期は地域集中型のドミナント出店を強化し、10店舗の新規出店する一方、4店舗の退店を計画する。また、業務効率化のためのシステム強化や在庫適正化などを進め、採算向上を目指す。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の3.07%にあたる70万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の強化を好感する買いも向かった。

■野村不HD <3231>  2,344円  +138 円 (+6.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位

25日に発表した「1.50%を上限に自社株買いを実施」「前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は1%増益、5円増配へ」が買い材料。

■平和不動産 <8803>  2,167円  +118 円 (+5.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位

平和不動産 <8803> が続急伸し、年初来高値を更新した。25日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比0.4%増の84.3億円で着地。続く20年3月期も前期比6.8%増の90億円に伸び、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は物件売却による賃料減少で前期減益だった賃貸事業の業績が回復するほか、不動産ソリューション事業では開発不動産の売却拡大を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を45円→48円に増額し、今期も前期比2円増の50円に増配する方針としたことも支援材料となった。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の2.07%にあたる80万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施するほか、120万株の自社株を消却すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■アイカ工業 <4206>  3,840円  +200 円 (+5.5%)  11:30現在

25日に決算を発表。「今期経常は4%増で8期連続最高益、3円増配へ」が好感された。

アイカ工業 <4206> が4月25日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比8.4%増の212億円になり、20年3月期も前期比3.5%増の220億円に伸びを見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。10期連続増収、11期連続増益になる。

⇒⇒アイカ工業の詳しい業績推移表を見る

■森永乳業 <2264>  3,605円  +185 円 (+5.4%)  11:30現在

森永乳業<2264>は大幅続伸している。同社は25日取引終了後、19年3月期の連結最終利益予想を従来の122億円から140億円(前の期比11.3%減)へ上方修正した。連結子会社の業績が好調なことに加え、原材料価格の上昇が会社側計画を下回ったほか、販促費など経費の抑制が進んでいたことが利益上乗せに寄与した。業績の上方修正に伴い、19年3月期の配当を従来予想に比べ5円増額し、年55円(前期比5円増)とすることも発表した。

■富士電機 <6504>  3,810円  +185 円 (+5.1%)  11:30現在

25日に決算を発表。「今期経常は微増で3期連続最高益更新へ」が好感された。

富士電機 <6504> が4月25日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比13.3%増の634億円になり、20年3月期は前期比0.2%増の636億円とほぼ横ばいを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、11期連続増益になる。

⇒⇒富士電機の詳しい業績推移表を見る

■日野自動車 <7205>  1,048円  +44 円 (+4.4%)  11:30現在

日野自動車<7205>が急反発。25日の取引終了後に発表した20年3月期の連結業績予想で、売上高1兆9600億円(前期比1.1%減)、営業利益900億円(同3.8%増)、純利益560億円(同2.0%増)と営業増益を見込み、年間配当を前期比1円増の30円の予定としたことが好感されている。国内のトラック・バス市場は緩やかな減少基調をたどると予想しているものの、海外では引き続きインドネシアやタイ向けの好調が続くと見込んでおり、グローバル販売台数は20万9000台(同2.9%増)を予想。円高や原材料などの価格上昇が見込まれるものの、原価改善などの効果で吸収し増益を見込んでいる。なお、19年3月期決算は、売上高1兆9813億3100万円(前の期比7.8%増)、営業利益867億1700万円(同7.9%増)、純利益549億800万円(同6.9%増)だった。

■ファンケル <4921>  3,280円  +105 円 (+3.3%)  11:30現在

ファンケル <4921> が続伸し、連日で年初来高値を更新した。25日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比42.8%増の123億円に拡大して着地。続く20年3月期も前期比22.3%増の151億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は主力の化粧品、サプリメントを中心とする栄養補助食品の販売がともに伸び、4期連続の増収増益を見込む。併せて、今期の年間配当は34円とし、前期の株式分割を考慮した実質配当は13.3%増配とする方針としたことも支援材料となった。

■アミューズ <4301>  2,603円  +46 円 (+1.8%)  11:30現在

アミューズ<4301>が続伸している。25日の取引終了後、集計中の19年3月期連結業績について、売上高が485億円から551億円(前の期比16.5%増)へ、営業利益が38億円から44億5000万円(同33.2%増)へ、純利益が36億8000万円から44億円(同2.3倍)へ上振れたようだと発表したことが好感されている。当初予定よりも動員数が増えたことで、イベント収入やグッズ収入が想定よりも増加したことが要因。また、ファンクラブ収入などが好調だったことも利益押し上げに貢献した。

■ネットワンシステムズ <7518>  2,881円  +23 円 (+0.8%)  11:30現在

ネットワンシステムズ <7518> が高い。25日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比57.5%増の132億円に拡大して着地。続く20年3月期も前期比13.1%増の150億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期は引き続きセキュリティ対策やクラウド基盤のシステム構築案件が伸びるほか、利益率の高いソリューションビジネスの拡大を見込む。併せて、前期の年間配当を34円→37円(前の期は30円)に増額し、今期も前期比5円増の42円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■アンリツ <6754>  1,863円  -345 円 (-15.6%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ

アンリツ<6754>が急落。同社は25日取引終了後、20年3月期の連結業績予想を発表し、売上収益は1020億円(前期比2.3%増)、営業利益は100億円(同11.1%減)、最終利益は75億円(同16.3%減)になる見通しを明らかにした。計測事業で次世代通信規格「5G」関連のチップセットや携帯端末の初期開発需要が好調だが、今期は新規顧客開拓に向けた先行投資が負担となる見通しだ。市場には今期の営業利益は130億円前後との予想が出ていただけに、「ネガティブ」との見方が強まった。「5G」関連の中核銘柄として人気を集めてきたが、この日は減益予想に対する嫌気売りが膨らんでいる。

■栄研化学 <4549>  2,032円  -368 円 (-15.3%)  11:30現在  東証1部 下落率2位

25日に決算を発表。「今期経常は22%減益、前期配当増額も今期減配」が嫌気された。

栄研化学 <4549> が4月25日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比31.9%増の46.8億円に拡大したが、20年3月期は前期比22.0%減の36.5億円に減る見通しとなった。同時に、前期の年間配当を27円→30円(前の期は1→2の株式分割前で50円)に増額し、今期は前期比3円減の27円に減配する方針とした。

⇒⇒栄研化学の詳しい業績推移表を見る

■アドバンテスト <6857>  3,120円  -325 円 (-9.4%)  11:30現在  東証1部 下落率7位

アドバンテスト<6857>が急反落している。25日の取引終了後に発表した20年3月期連結業績予想で、売上高2300億円(前期比18.6%減)、営業利益300億円(同53.6%減)、最終利益260億円(同54.4%減)と大幅営業減益を見込むことが嫌気されている。メモリ在庫調整が影響してメモリ・テスタ需要は足もとで低調に推移しており、同社ではテスタ市場の減速局面入りを予想。受注高は前期比16.4%減の2300億円となる見通し。ただ、「半導体試験装置市場は5G通信の商用サービス拡大を契機に、2020年から再び成長軌道入りする」と予想している。なお、19年3月期決算は、売上高2824億5600万円(前の期比36.3%増)、営業利益646億6200万円(同2.6倍)、最終利益569億9300万円(同3.1倍)だった。

●ストップ高銘柄

なし

●ストップ安銘柄

なし

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.