ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (2) 意中の銘柄は検索機能で調べよう!

特集
2019年8月9日 11時05分

(2)「株探はこう使おう! 意中の銘柄は検索機能でさくっと調べよう!」【トップページ】編

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆1ページにコンパクトにまとめられた銘柄情報

株式投資で儲けるためには、高値掴みを避けたり、値上がりしたら利益を確定するなど、売買タイミングにも注意しなければなりません。株価の動きをチャートで確認したうえでの売買を心掛けなければなりませんから、まずは株価の動きをざっくりと把握することを心掛けましょう。チャートの用語についても別に詳しく解説しますので、ここでは簡単な用語の解説にとどめます。

図6 方向性は株価トレンドで!行き過ぎのサインにも注意

株価トレンド

まずは銘柄欄の下には、株価の掲載されている、株価の動きを表す「株価トレンド 平均線方向」を必ず確認しましょう。「目先5日移動平均線」「短期25日線」「中期75日線」「長期200日線」では、株価の動きを線で表した移動平均線の方向性を矢印で表していて、簡単に株価のトレンドを把握することができます。

その下の「%」の数値は、株価が移動平均線からどれだけカイリしているのかを表している数字です。カイリ率が大きくなれば株価は買われ過ぎ、売られ過ぎのサインにもなりますので注意が必要です。

なお、「株探」では株価の上昇や数値の増加は「赤色」、下落や減少は「青色」で表記されることが多いことも覚えておきましょう。

その下には、株価の動きを折れ線やローソク足で表したチャートが表示されています。右端にある「日中足」「日足」タブでチャートは切り替えられ、いま選ばれているタブが薄い青色で表示されます。

図7 企業の過去、現在、将来を示す「業績欄」

業績欄

チャートの下の「業績推移」には、その企業の過去、現在(直近の実績)、そして将来(今期予想)の業績が掲載されています。株価が値上がりする可能性が高い企業は、業績が好調な銘柄だと言っても過言ではないでしょう。私たち個人投資家が業績が好調かどうかを判断するには、企業が発表する「決算書」を確認しなければなりません。ここでその基礎となる数字を知ることができます。

上場企業は一年に1回、「本決算」で昨年度の業績と、今年度の業績予想を発表します。そして、3カ月ごとの途中経過を「四半期決算」で発表します。これらに記載されている数字が良いのか、それとも悪いのか、数字ひとつひとつを「株探」でさらに丁寧に確認し、買いか、それとも売りかを分析する作業が必要になるでしょう。「できれば楽して儲けたい」という気持ちもわからないわけではありませんが、成功に近道はありません。努力した時間、手間の分だけ儲かるのです。

このように個別銘柄の「基本情報」のページにはさまざまな情報がコンパクトにまとめられており、売り買いのタイミングや銘柄を分析するための数字をさくっと調べられるようになっています。どのような企業なのかを調べる時に真っ先に利用しなければならない、まさに「基本」のページですから、必ず使うようにしてください。

>> 3回目に続く

<    >

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.