東京株式(前引け)=前日比52円安、ETF絡みの売りにも警戒
10日前引けの日経平均株価は前日比52円55銭安の2万2476円74銭。前場の東証1部の売買高概算は6億587万株、売買代金は約1兆1643億円。値上がり銘柄数は462、値下がり銘柄数は1629、変わらずは79銘柄だった。
日経平均株価は軟調に推移。寄り付きは値を上げたが、上値は重く買い一巡後にマイナス圏に転じた。下げ幅は一時100円を超える場面があった。新型コロナウイルス感染拡大に対する警戒感が強いほか、上場投資信託(ETF)の分配金捻出に絡む売りも警戒されている。前日の米国市場でNYダウが下落したことも、買い手控え要因となっているようだ。
個別銘柄では、ファーストリテイリング<9983>や任天堂<7974>が安く、トヨタ自動車<7203>が値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が軟調。武田薬品工業<4502>やリクルートホールディングス<6098>も値を下げた。半面、ソニー<6758>やファミリーマート<8028>が高く、東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>といった半導体関連株が値を上げた。アンジェス<4563>が急伸した。