21日の株式相場見通し=反発、米株高受け買い先行も上値重い

市況
2020年10月21日 8時01分

21日の東京株式市場は、日経平均が反発に転じそうだが上値の重い展開となりそうだ。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合指数ともに反発、これを受けて東京市場でも幅広く買い戻される展開が期待できる。ただ、米国株市場は戻り売り圧力も強く依然不安定であり、取引終盤は上げ幅を縮小している。米追加経済対策の成立がいつになるのか引き続き不透明感が拭えないほか、欧米での新型コロナ感染再拡大への懸念も重荷となっている。来週から本格化する国内企業の決算発表を控え、これを見極めたいとの思惑も浮上するなか、日経平均の上値を積極的に買い進む動きは見込みづらく、2万3000円台後半で売り買いを交錯させそうだ。

20日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比113ドル37セント高の2万8308ドル79セントと反発。ナスダック総合株価指数は、同37.611ポイント高の1万1516.494だった。

日程面では、9月の食品スーパー売上高、9月の全国スーパー売上高、9月の訪日外客数など。海外では、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。

出所:MINKABU PRESS

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