株価指数先物【昼のコメント】短期スプレッド狙いやレンジ内での売買が中心

市況
2020年10月22日 12時25分

日経225先物は11時30分時点、前日比200円安の2万3450円(-0.84%)前後で推移している。寄り付きは2万3520円とシカゴ先物清算値(2万3550円)を下回って始まると、現物の寄り付き直後には2万3540円と若干戻す場面がみられたが戻りは鈍く、その後一気に2万3500円割れとなった。イランとロシアが米大統領選への介入を試みていることに対して米当局が警告したと伝わったほか、これを受けてグローベックスの米株先物が弱い値動きだったことから、売り仕掛け的な売りに押される格好だった。

なお、前引けのTOPIXは1.19%の下落となっており、後場は日銀のETF買い入れによる需給面での下支えが意識される。ただ、米国の追加緩和策の再協議の結果待ちの中で商いは膨らみづらく、ETFによる買い入れを上回る売りを仕掛けてくるようだと、戻りの鈍さが嫌気されそうである。

ただし、NT倍率は先物中心限月で14.51まで上昇している。前日のファーストリテイリング <9983> を売ることでNT低下がみられていたが、ポジション巻き戻しの影響であろう。短期的なスプレッド狙いやレンジ内での売買が中心とみられるため、NTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)のポジションを積み上げておきたいところである。

オプションでは2万4000円突破よりも2万3000円割れを警戒したポジションが積み上がっており、そのため足元での底堅い相場展開においては、断続的に売りを仕掛けてくる流れが出やすいだろう。ただし、全体としてはショートに傾いているため、底堅さが意識されることでヘッジ対応の買いも入りやすいだろう。

そのほか、ファミリーマート <8028> の臨時株主総会が本日10時から開催されている。臨時総会で伊藤忠商事 <8001> による買収が決議されることになるため、日経平均株価の構成銘柄から除外される。この決議によって日経平均構成銘柄への入れ替え銘柄が即日発表される可能性がある。新規に追加される銘柄へは買いが向かいやすいだろうが、TOPIX型にはヘッジ対応で買い需要が発生する可能性がある。

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