株価指数先物【寄り前コメント】いったんNTショート意識もソフトバンクグループの底堅さ見極め

市況
2020年11月18日 8時04分

大阪12月限ナイトセッション

日経225先物 25990 -50 (-0.19%)

TOPIX先物 1732.5 -4.0 (-0.23%)

シカゴ先物 26000 -40

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

17日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックが下落。10月の小売売上高は前月比0.3%増と半年ぶりの低い伸びとなったことが嫌気され売り優勢の展開。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が経済回復が続く公算が大きいとしつつも、短期的には新型コロナウイルスの感染急増がリスクであると述べたことも利益確定の流れに向かわせた。

シカゴ先物清算値(12月限)は大阪比40円安の2万6000円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比10円高の2万6050円で始まった。開始直後につけた2万6070円を高値にその後はじりじりと値を下げており、NYダウが一時400ドルを超える下落となるなか、2万5880円まで売られる場面もあった。その後、NYダウが下げ幅を縮めたことにより2万5660円まで戻すも続かず、引けにかけて弱含む形となっている。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや利食い先行で始まる可能性が高そうだが、短期的な過熱感が警戒されていたこともあり、売り圧力が強まる展開にはならないだろう。また、NYダウは前日までの上昇で3万ドルに迫っていたこともあり、いったんは利食いも意識されるところである。一方で、NYダウ、ナスダックともに下値は堅く、日経225先物においては2万6000円を固める動きになりそうだ。VIX指数は22.71と前日からわずかに上昇しているが依然としてボトム水準であり、リスク選好姿勢は継続。

やや利食い優勢の中では日経225型の上値が抑えられやすくなるとみられる。NT倍率は先物中心限月で15.04まで上昇してきている。心理的な節目となる15.00に到達したことで、目先的にはTOPIX型の割安感が意識されやすくなるため、いったんNTショート(日経225先物売り、TOPIX先物買い)のポジションを想定。なお、ソフトバンクグループ <9984> の孫社長の株価が下がれば自社株買いを増やすとの発言が伝わっている。指数寄与度の大きいソフトバンクグループの底堅さが意識されるかを見極めたい。

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