ヒューストン地裁がIBMに16億ドルを支払うよう命じる=米国株個別
AT&T<T>との契約を巡ってBMCソフトウエア社がIBM<IBM>を提訴していた件でヒューストン連邦地裁はきょう、IBMに16億ドルをBMC社に支払うよう命じた。
BMCは、IBMが合意に違反してAT&Tに契約更新の際に自社のソフトウエアに乗り換えるよう画策したとして提訴していた。IBMは10年以上に渡ってAT&Tのメインフレームコンピューターを保守してきたが、それらはBMCのソフトウェアで稼働していた。
IBMはAT&Tが独自の判断でソフトウェアの切り替えを選択したと主張していたが、ヒューストン連邦地裁のミラー判事は、AT&Tの決定におけるIBMの役割は「故意の不正行為にほかならない」とし、その主張を退けた。
IBMは、今回の評決は事実にも法律にも全く裏付けされていないとして控訴する方針。
(NY時間13:34)
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美