ペプシコが2回目の通期見通し上方修正 株価は小幅高=米国株個別

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2022年7月12日 22時53分

ペプシコ<PEP>が取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の見通しも公表し、中核事業売上高は10%の増収を見込んでおり予想を上回った。2回目の上方修正。販売量の伸びは売上高ほど大きくはなく、値上げが奏功した格好。全体の製品価格が12%上昇したという。

同社のラグアルタCEOは「ドル高により2%の逆風が売上高および1株利益の伸びに影響を及ぼすと予想。マクロ環境や地政学の変動が続き、市場全体でインフレが進行しているにもかかわらず、事業の勢いは続いている」とも述べた。

インフレで消費者の値上げへの許容度が低下する中で、同社の動向は注目されていたが、消費者の需要が引き続き底堅く、まずまずの内容となったようだ。

ただ、株価は小幅高に留まっている。

(4-6月・第2四半期)

・コア1株利益:1.86ドル(予想:1.74ドル)

・売上高:202.3億ドル(予想:195.5億ドル)

北米フリトレー:51.8億ドル(予想:50.8億ドル)

北米クエーカーフーズ:6.7億ドル(予想:6.4億ドル)

北米ペプシコ・ビバレッジ:61.2億ドル(予想:59.9億ドル)

・中核事業売上高:+13.0%(予想:+7.5%)

北米フリトレー:+14.0%(予想:+11.5%)

北米クエーカーフーズ:+18%(予想:+11.7%)

北米ペプシコ・ビバレッジ:+9%(予想:+6.6%)

(通期見通し)

・コア1株利益:6.63ドル(予想:6.64ドル)

・中核売上高:+10%(予想:+8%)

(NY時間09:38)

ペプシコ<PEP> 171.02(+0.55 +0.32%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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