ＴＩが決算受け上昇　第３四半期に強気な見通しを示す＝米国株個別

テキサス・インスツルメンツ（ＴＩ）<TXN>が上昇。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。第３四半期のガイダンスも公表しており、予想を上回る見通しを示している。景気減速が電子機器の需要に打撃を与えているという懸念に反して、強気の見通しを示した。同社の報告は経済全体の需要を示す指標と見られている。

中国でのロックダウンが顧客の足かせになったとして、見通しを下方修正していたが、中国の工場が生産を再開し、受注が増加している。

経営陣は将来の需要に関する予測を避けたが、その代わりに少なくともいまのところは生産した在庫を売ることができると述べている。

（４－６月・第２四半期）

・1株利益：2.45ドル（予想：2.12ドル）

・売上高：52.1億ドル（予想：45.5億ドル）

・設備投資：5.97億ドル（予想：7.34億ドル）

・FCF：11.7億ドル（予想：16.8億ドル）

（７－９月・第３四半期見通し）

・1株利益（調整後）：2.23～2.51ドル（予想：2.26ドル）

・売上高：49～53億ドル（予想：49.4億ドル）

（NY時間10:07）

ＴＩ<TXN>　170.08（+9.24　+5.74%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美