エスティローダーが決算受け下落　中国の逆風を懸念し、見通しを大幅下方修正＝米国株個別

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2022年11月2日 23時00分

化粧品のエスティローダー<EL>が下落。取引開始前に７－９月期決算（第１四半期）を発表し、売上高は予想範囲内だったものの１株利益は予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期の１株利益の見通しを大幅に下方修正した。四半期配当は１０％増配し、１株０．６６ドルとしている。

中国の厳格なゼロコロナ政策で事業環境に混乱をもたらしたとしている。また、米国においても、インフレ圧力や景気後退懸念により、一部の小売業者が在庫を圧縮したことが業績に悪影響を与えたという。

２０２３年度後半も中国の逆風、ドル高、高インフレ、サプライチェーンの混乱、世界の一部市場における景気後退リスクなどによる一時的混乱の影響を受けると予想しているとも述べた。

（７－９月・第１四半期）

・1株利益（調整後）：1.37ドル（予想：1.30ドル）

・売上高：39.4億ドル（予想：39.2億ドル）

米州：11.2億ドル（予想：12.0億ドル）

EMEA：16.8億ドル（予想：16.4億ドル）

アジア太平洋：11.3億ドル（予想：11.3億ドル）

・粗利益率（調整後）：74.0％（予想：73.3％）

（１０－１２月・第２四半期見通し）

・1株利益（調整後）：1.14～1.26ドル

・売上高：-17～-19％

・既存事業売上高：-9～-11％

（２３年度通期見通し）

・1株利益（調整後）：5.01～5.21ドル（従来：7.11～7.33ドル）

・売上高：-6～-8％

・既存事業売上高：0～2％

（NY時間09:50）

エスティローダー<EL>　195.24（-11.53　-5.57%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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