ロクが決算を受け大幅安 第4四半期の見通しに警戒感=米国株個別

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2022年11月3日 23時34分

動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以下だったほか、売上高は予想を上回った。EBITDAの赤字も予想ほどではなかった。

しかし、市場は第4四半期の見通しを嫌気している模様。売上高は予想を下回り、EBITDAも予想以上の赤字を見込んでいる。同社は、厳しいマクロ環境がホリデーシーズンを通して消費者や広告主の支出を圧迫すると予想している模様。

同社は声明で「厳しい状況は一時的なものと考えるが、いつ安定または回復するかを予測するのは難しい」と述べた。同社は経費を抑制し、採用も遅らせる計画。また、ルーデンCFOが来年退社する予定であることも明らかにした。

アナリストからは「企業の広告予算が削減されているため、同社の成長は不況の影響を受けるだろう。海外展開の拡大は大きなチャンスではあるが、アマゾンやグーグルなどの有名企業と競争しなければならない」といった指摘も聞かれた。

(7-9月・第3四半期)

・1株損益:-0.88ドル(予想:-1.22ドル)

・売上高:7.61億ドル(予想:7.02億ドル)

プラットホーム:6.70億ドル(予想:6.18億ドル)

プレイヤー:0.91億ドル(予想:0.84億ドル)

・粗利益率(調整後):46.9%(予想:46.2%)

・EBITDA(調整後):-3444万ドル(予想:-7345万ドル)

・ユーザーアカウント:6540万人(予想:6390万人)

・ユーザー単価:44.25ドル(予想:43.68ドル)

(10-12月・第4四半期見通し)

・売上高:8.00億ドル(予想:8.97億ドル)

・EBITDA(調整後):-1.35億ドル(予想:-0.45億ドル)

(NY時間10:21)

ロク<ROKU> 45.57(-8.75 -16.11%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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