17日の株式相場見通し=反落か、米ハイテク株安を嫌気

市況
2022年11月17日 8時00分

17日の東京株式市場は、総じて売り優勢の展開となり日経平均株価は下値を探る展開となりそうだ。2万8000円台を再び割り込む公算が大きい。前日の欧州株市場が全面安に売られたほか、米国株市場ではハイテク株を中心に下落するものが目立ち、ナスダック総合株価指数が一時200ポイント近い下げをみせる場面もあった。半導体メモリー大手のマイクロンテクノロジー<MU>が半導体ウエハーの20%減産を発表したことを嫌気され急落、決算発表目前のエヌビディア<NVDA>などをはじめ他の半導体関連株全般にも売りが広がった。また、小売り大手のターゲットの決算内容も低調で株価が急落、小売関連株も軟調だった。NYダウは相対的に底堅さを発揮し、小幅な下げにとどまったものの、きょうの東京市場はこれまで相場を牽引してきた半導体関連株などを中心に利益確定売りが予想され、リスク回避ムードが強まる可能性が高い。ただ、国内に目先的な売り材料は見当たらず、下値では押し目買いも入り、下げ幅は限定的となりそうだ。

16日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比39ドル09セント安の3万3553ドル83セントと小幅反落。ナスダック総合株価指数は同174.751ポイント安の1万1183.659だった。

日程面では、きょうは10月の貿易統計、1年物国庫短期証券の入札、20年国債の入札など。海外では、インドネシア中銀、フィリピン中銀が政策金利を発表、10月の米住宅着工件数、11月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数など。

出所:MINKABU PRESS

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