リーバイスが決算受け上昇 デニムの減速懸念が行き過ぎであったことを示唆=米国株個別

材料
2023年1月27日 0時58分

デニムのリーバイ・ストラウス<LEVI>が上昇。前日引け後に9-11月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、通期ガイダンスでは予想を上回る売上高見通しを示した。

自社店舗やウェブサイトでの直販が好調だったほか、欧州のトレンド改善でデニムの減速懸念が行き過ぎであったことを示した。

第4四半期の在庫は前回よりも増えているものの、同社は第2四半期までに正常な水準に戻る見込みだとしている。在庫の3分の2は主力製品だという。

同社のシンCFOが声明で「弊社のブランドの強みと多様なポートフォリオにより、2023年の見通しと長期的な成長目標に自信を持っている。2022年の取り組みと事業の管理可能な部分に焦点を当てたことで、力強い結果を達成した」と述べた。

アナリストからは「決算は悪くなかった。デニムカテゴリーの減速は懸念されていたほど同社に影響を及ぼさなかった」とのコメントも出ている。一方、「利益は弱く、値引きなどのプロモーション主導の販売となっており、在庫レベルも高いままだ」とも語った。「同社は良いブランドであり、厳しい環境下でもよく管理されているが、バリュエーションは割高に見える」とも指摘している。

(9-11月・第4四半期)

・1株利益(調整後):0.34ドル(予想:0.29ドル)

・売上高:15.9億ドル(予想:15.7億ドル)

米国:8.40億ドル(予想:8.67億ドル)

欧州:3.70億ドル(予想:3.85億ドル)

アジア:2.51億ドル(予想:2.74億ドル)

・FCF(調整後):5250万ドルの赤字

(通期見通し)

・1株利益(調整後):1.30~1.40ドル(予想:1.35ドル)

・売上高:63~64億ドル(予想:62.6億ドル)

(NY時間10:47)

リーバイ・ストラウス<LEVI> 17.30(+0.80 +4.85%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.