東エレク、レーザーテクなど軒並み上値追い、半導体セクターへの投資資金の攻勢加速

材料
2023年12月27日 10時05分

レーザーテック<6920>が大商いで最高値圏をまい進しているほか、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>がいずれも4連騰で上場来高値を更新、アドバンテスト<6857>も新値圏で強調展開を続けるなど半導体製造装置関連が軒並み高、ルネサスエレクトロニクス<6723>やソシオネクスト<6526>、SUMCO<3436>なども含め半導体セクターが総花的に買われている。前日の米国株市場ではインテル<INTC>が5%超の大幅高に買われたのをはじめ半導体関連株への買いが活発で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が史上最高値を更新、この流れが東京市場にも波及している。半導体メモリー市況も底入れが確認される一方、先端半導体に対する期待感も強い。先端半導体に不可欠とされるEUV露光装置はオランダに本拠を置くASML<ASML>がオンリーワン企業となっているが、このEUV露光装置向けマスク検査装置を独占供給するのがレーザーテクで、同社株は10月以降急勾配の上昇トレンドを描いている。また、東エレクは3次元積層技術で先駆しており、6月に発表した3次元NAND型フラッシュメモリー向けの新たなエッチング技術でも業界の耳目を驚かせた。また、アドテストは米エヌビディア<NVDA>のドル箱商品となっているGPU(画像処理半導体)向け検査装置で圧倒的な納入実績を持つ。日本の半導体製造装置メーカーは国際競争力に秀でているほか、国内でも政府の後押しによって、TSMC<TSM>の熊本工場や日の丸半導体新会社ラピダスの北海道千歳工場など半導体生産設備拡充の動きが加速しており、強力な追い風が意識されている。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.