今日の為替市場ポイント:株高を意識してドルは下げ渋る可能性

通貨
2024年3月28日 8時17分

27日のドル・円は、東京市場では151円45銭から151円97銭まで反発。欧米市場では151円84銭から151円03銭まで下落し、151円33銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に151円台で推移か。米長期金利はやや低下したが、株高を意識してドルは下げ渋る可能性がある。

報道によると、日本銀行の植田総裁は27日に開かれた衆院財務金融委員会に出席し、為替相場について「動きや水準について具体的にコメントすることは差し控える」と述べたが、「金融政策は為替相場を直接コントロールの対象としていない」、「為替政策は財務省の所管と理解している」と語った。また、植田総裁は「政府と緊密に連携しつつ、引き続き為替市場の動向や経済・物価への影響を十分注視していく」と述べており、現在の円安を問題視していることを示唆した。

ただ、市場参加者の間からは「米国側の事情も絡んでおり、為替介入がすみやかに実施される保証はないため、具体的なドル売り材料が提供されない場合、ドル・円は150円台を維持する可能性が高い」との声が聞かれている。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.