今日の為替市場ポイント:米長期金利の反発を受けてドルは下げ渋る可能性

通貨
2024年4月19日 8時22分

18日のドル・円は、東京市場では154円39銭から153円96銭まで下落。欧米市場では154円26銭から154円68銭まで反発し、154円64銭で取引終了。本日19日のドル・円は主に154円台で推移か。米長期金利の反発を受けてドルは下げ渋る可能性がある。

報道によると、日本銀行の植田総裁は米国(ワシントン)で開かれた20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で、「円安による輸入物価の上昇によって無視できない大きさの影響が発生した場合には金融政策の変更もあり得る」と語った。植田総裁は、4月25-26日開催の金融政策決定会合で「経済・物価情勢の展望」で円安の影響について分析すると述べた。

昨年10月に公表された経済・物価情勢の展望(基本的見解)では2025年度の物価見通しについて、「前年比のプラス幅は縮小すると予想される」と想定されており、政策委員の物価見通しは1.7%だった。ただ、円安の長期化によって2025年度の物価見通しは上方改定される可能性があるため、今回の「経済・物価情勢の展望」は中期的な金融政策の方向性を示唆するものとなりそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.