【投資部門別売買動向】海外勢が2週連続で買い越す一方、個人は3週ぶりに売り越す (4月第2週)

市況
2024年4月20日 6時50分

●海外勢が2週連続で買い越す一方、個人は3週ぶりに売り越す

東証が18日に発表した4月第2週(8日~12日)の投資部門別売買動向(現物)によると、前週末の雇用統計を受けて投資家心理が改善したことを背景に、日経平均株価が前週末比531円高の3万9523円と3週ぶりに反発したこの週は、海外投資家が2週連続で買い越した。買越額は5955億円と前週の1兆1821億円から大幅に縮小した。海外投資家は先物の投資部門別売買動向では日経225先物、TOPIX先物、ミニ日経225先物、ミニTOPIX先物、日経225マイクロの合計で5週ぶりに買い越した。買越額は2379億円だった。現物と先物の合算では2週連続で買い越し、買越額は8334億円と前週の8284億円とほぼ同水準だった。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行は14週ぶりに買い越し、買越額は366億円だった。前週は過去最大となる7887億円の売り越しだった。

一方、個人投資家は3週ぶりに売り越し、売越額は2053億円だった。前週は6347億円の買い越しだった。証券会社の自己売買は2週連続で売り越し、売越額は4147億円だった。

日経平均が3週ぶりに反発する中、海外投資家が2週連続で買い越す一方、個人投資家は3週ぶりに売り越した。

■投資部門別売買代金差額 (4月8日~12日)

東証・名証2市場の内国普通株式市場の合計[総合証券ベース(全51社)]

※単位:億円(億円未満切り捨て) ▲は売り越し

  海外投資家 信託銀行 個人合計 [  現金  信用 ] 日経平均 ( 前週比 )

4月 ―――

第2週     5,955    366  ▲2,053 [ ▲2,669   615 ] 39,523円 ( +531 円)

第1週    11,821  ▲7,887   6,347 [  2,057  4,290 ] 38,992円 ( -1377 円)

3月 ―――

第4週    ▲2,126  ▲5,555   4,438 [  2,823  1,614 ] 40,369円 ( -518 円)

第3週      960   ▲722  ▲8,726 [ ▲6,993 ▲1,733 ] 40,888円 ( +2180 円)

第2週     ▲875  ▲6,851   4,942 [  2,364  2,577 ] 38,707円 ( -981 円)

第1週     1,763  ▲6,865   3,274 [  ▲513  3,787 ] 39,688円 ( -221 円)

2月 ―――

第4週     3,834  ▲2,589   ▲905 [ ▲2,337  1,431 ] 39,910円 ( +812 円)

第3週     ▲786  ▲2,235   ▲918 [ ▲1,906   987 ] 39,098円 ( +611 円)

第2週     3,013  ▲4,554  ▲3,164 [ ▲3,439   274 ] 38,487円 ( +1589 円)

第1週     3,663  ▲5,490   2,277 [   103  2,173 ] 36,897円 ( +739 円)

1月 ―――

第5週     1,783  ▲1,421    569 [ ▲1,261  1,831 ] 36,158円 ( +406 円)

第4週     4,105  ▲3,692   2,946 [  ▲137  3,083 ] 35,751円 ( -212 円)

第3週     3,841  ▲1,915  ▲1,854 [ ▲2,918  1,064 ] 35,963円 ( +386 円)

第2週     9,557   ▲105 ▲10,695 [ ▲8,163 ▲2,531 ] 35,577円 ( +2199 円)

第1週     1,405    49   ▲336 [ ▲1,150   813 ] 33,377円 ( -86 円)

12月 ―――

第4週    ▲2,020   ▲891  ▲2,834 [ ▲3,280   445 ] 33,464円 ( +295 円)

第3週      565  ▲2,035  ▲2,103 [ ▲3,013   910 ] 33,169円 ( +198 円)

第2週     2,378    257  ▲3,298 [ ▲2,123 ▲1,174 ] 32,970円 ( +662 円)

第1週    ▲5,868   1,270   4,194 [  1,557  2,637 ] 32,307円 ( -1123 円)

※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。

※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。

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