２４日の米株式市場の概況、金利上昇重荷でＮＹダウ５日ぶり反落 メタは時間外で急落
２４日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比４２．７７ドル安の３万８４６０．９２ドルと５日ぶり反落した。３月の米耐久消費財受注額は前月比２．６％増となった。市場予想と同水準となったものの、プラス幅は２月の水準を上回っており、米国景気の底堅さが米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）による利下げを後ずれさせる可能性が意識された。主要企業の決算内容や今後の経済指標を見極めたいとするムードが広がるなか、米長期金利が一時４．６％台後半に上昇したことは株式相場の重荷となった。引け後に決算発表を行ったメタ・プラットフォームズ<META>は時間取引で急落している。
ボーイング<BA>が売られ、スリーエム<MMM>やホーム・デポ<HD>が軟調に推移。ヒューマナ<HUM>が水準を切り下げた。一方、ウォルマート<WMT>やコカ・コーラ<KO>は上昇。バーティブ・ホールディングス<VRT>やＭＳＣＩ<MSCI>は大幅高となった。
ナスダック総合株価指数は１６．１０９ポイント高の１万５７１２．７４９と３日続伸。テスラ<TSLA>が急騰し、テキサス・インスツルメンツ<TXN>が急伸。アップル<AAPL>とバイオジェン<BIIB>が堅調に推移し、Ｂ．ライリー・ファイナンシャル<RILY>とハシコープ<HCP>が上値指向を強めた。半面、エヌビディア<NVDA>が売られ、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>とアマゾン・ドット・コム<AMZN>が冴えない展開となった。