個人投資家・有限亭玉介:TSMCの躍進から半導体関連は押し目を狙う!思惑続く注目銘柄【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2024年4月27日 10時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2024年4月22日10時に執筆

台湾TSMCの決算が市場予想を上回る水準だった事で、半導体関連へ物色が入りました。地合い最悪の中で、国策である半導体関連が一筋の希望となり得るのか…。ここが踏ん張りどころですな。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

4月15日~19日の日経平均は25日線を下回って推移すると、ついに19日には75日線を一気に割ってしまいましたなぁ。ここまで来ると、ディフェンシブに損失を少なくする事を第一優先に考えるしかありません。

半導体関連は買われ過ぎの傾向もありましたので、暴落によって安値で買える機会を得たという見方もできます。地政学リスクが広がる中で、TSMCの半導体工場の建設などは政治的な日米台関係の強化や経済連携の強化にも繋がるでしょう。米国はサムスンの半導体工場にも最大64億米ドルを補助するとも発表しております。

TSMCは以前、2026年までにAI向けが売上高の10%台後半に到達するとの予想を発表していました。しかし、今回の決算発表を受けて予想より前倒しで到達するのでは…と、考察するアナリストもいるようです。金利への不安からハイテク株が売られる傾向が強いですが、実際のところそれは半導体業界の実力に対する評価というわけではありません。

地政学リスクで市場のムードが冷え込むのは仕方がないにしても、半導体は国防という観点からも重要な産業であるはずです。AIの将来性などを考えてみても半導体関連はベターな選択肢ではないかと考えております。中長期的にGPUなどのAI半導体需要が拡大すると見て、今回は半導体・半導体部材関連株を、押し目を狙うつもりでチェックして参ります。

フォトマスク用ナノ測定・検査装置など電子ビームに関連する技術に強みを持つA&Dホロン<7745>は、半導体の微細化の需要が高まるにつれて同社へのニーズも高まると見ておりますよ。業績も堅調で5月14日の決算発表で動きがあるか注視です。

鮮やかな上昇トレンドを形成しているTOWA<6315>は、地合いが悪い中でも耐え抜いておりますよ。半導体製造関連装置を手掛ける同社は、樹脂封止装置が主力です。業績も堅調で、急落した株価を狙った短期資金が流入するか監視中。TSMC関連としても思惑があります。

パワー半導体関連として思惑があるタムラ製作所<6768>は、車載向け昇圧リアクターの需要拡大に加えてデータセンター関連も堅調な模様。同社は次世代のパワー半導体として知られる酸化ガリウムパワー半導体の開発で先駆しており、その進捗がどうなるのか今後も気になるところです。

塗料用樹脂原料が主力の大有機化<4187>は、半導体レジスト用原料で思惑がありますな。4月12日の決算が減益ながら、同社が保有するJSR株の公開買付により特別利益の発生が好感されました。チャートは75日線を上回って高値圏であり、地合いが改善すれば下値を切り上げる可能性もあると見て注視です。

磁気センサーや金属異物検知装置などを手掛ける協立電機<6874>は、低PER・PBRで割安感が目立っておりますよ。24年6月期の決算は過去最高益を更新する予想ですので、5月8日の決算発表も要チェックです。

最後は液晶ガラス基板加工などを手掛ける倉元製作所<5216>をピックアップしてみました。同社はペロブスカイト太陽電池の開発や、半導体製造プロセスに欠かせない石英ガラス製品に注力していくとの事。長い底値圏での保ち合いから、直近で上放れしたチャートはどこまで下値を切り上げるか監視です。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

提供:フィスコ

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