30日の米株式市場の概況、雇用コスト指数嫌気しNYダウは今年最大の下げ幅

市況
2024年5月1日 8時07分

30日の米株式市場では、NYダウが前日比570.17ドル安の3万7815.92ドルと3日ぶりに大幅反落した。米労働省が発表した今年1~3月期の米国の雇用コスト指数が市場予想を上回る伸びとなった。インフレ環境の長期化により米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ時期が後ずれするリスクが意識され、米長期金利が上昇し株売りを促す格好となった。1日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控える中、月末とあってポジション調整目的の売りも膨らみ、NYダウの下げ幅は今年最大となった。

キャタピラー<CAT>やボーイング<BA>、シェブロン<CVX>が下落し、アメリカン・エキスプレス<AXP>やナイキ<NKE>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が軟調推移。コーセラ<COUR>が急落した。一方、スリーエム<MMM>とイーライ・リリー<LLY>が水準を大きく切り上げ、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>がしっかり。ブレンド・ラブス<BLND>が高い。

ナスダック総合株価指数は325.262ポイント安の1万5657.822と3日ぶり大幅反落した。アマゾン・ドット・コム<AMZN>とマイクロソフト<MSFT>、テスラ<TSLA>が下落。エヌビディア<NVDA>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>、アップル<AAPL>が冴えない展開となったほか、GEヘルスケア・テクノロジーズ<GEHC>とコーセラ<COUR>、F5<FFIV>が急落した。半面、NXPセミコンダクターズ<NXPI>とオートリー・グループ<OTLY>が買われ、ティルレイ・ブランズ<TLRY>とキャノピー・グロース<CGC>、クロノス・グループ<CRON>が大幅高となった。

出所:MINKABU PRESS

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