今日の為替市場ポイント:米インフレの高止まりを警戒して、ドルは下げ渋る可能性

通貨
2024年5月14日 8時16分

13日のドル・円は、東京市場では155円52銭まで下げた後、155円93銭まで反発。欧米市場では155円69銭まで下げた後、156円25銭まで上昇し、156円21銭で取引終了。本日14日のドル・円は主に156円台で推移か。米インフレの高止まりを警戒して、ドルは下げ渋る可能性がある。

報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長は5月13日にクリーブランド地区連銀が開催したFRBのコミュニケーションに関する会議に参加し、「インフレ率が再び2%に向けて低下しているという明確な証拠が出るまでは、政策金利を制約的な領域に維持するのが適切」、「インフレ率の低下が今年1-3月期に鈍ったことは懸念材料になる」との見方を伝えた。市場参加者の間からは「ジェファーソン副議長の見解はFRBの多数派の意見であると考えられる」との声が聞かれている。また、一部の市場参加者は「利下げ開始は9月以降となり、年内の利下げは1回にとどまる可能性が高まっている」と指摘している。為替については米国との金利差を意識してドルは下げづらい状態が続くとみられており、目先的にドル・円はじり高の相場展開となる可能性がありそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.