今日の為替市場ポイント:米9月利下げの思惑後退でドルは下げ渋る可能性

通貨
2024年5月22日 8時23分

21日のドル・円は、東京市場では156円55銭から156円03銭まで下落。欧米市場では156円43銭まで買われた後、一時155円85銭まで下落したが、156円20銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に156円台で推移か。米9月利下げの可能性は高まっていないため、ドルは下げ渋る能性がある。

報道によると、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、5月21日に放送されたアイルランド放送協会との会見で「エネルギー危機とサプライチェーンのボトルネックによる影響が弱まり、ユーロ圏のインフレが制御されていることに本当に自信を持っている」、「来年および再来年の見通しでは、目標に達していないとしても、目標に非常に近づくと見込んでいる」との見方を伝えた。市場参加者の間からは「ラガルド総裁の発言は6月利下げの可能性をさらに高めるものだが、7月以降のECBの行動について予断を持つことは避けるべき」との声が聞かれている。市場参加者の間ではECBは年内に複数回の利下げを行うとの見方が増えているが、「今後の経済データ、見通し、リスクのバランスを詳細に分析することが必要」との意見も少なくない。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.