【クラファン・優待】人気番組で未来のテレビ「FAST」普及を目指すレザンファンティーヴィー、12月17日募集開始

経済
2024年12月13日 17時45分

「次世代型映像配信サービス」でコンテンツを展開するレザンファンティーヴィー株式会社(東京都目黒区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは12月17日19時30分開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:1000万円、上限募集額:5000万円
・ エンジェル税制あり(優遇措置B)
・ 株主優待あり:スティック及びチャンネルへの出演権
・ みなし時価総額:2億円
・ 類似上場企業:UUUM <3990> [東証G]、Jストリーム <4308> [東証G]、ビーマップ <4316> [東証G]、ストリームメディアコーポレーション <4772> [東証G]、モイ <5031> [東証G]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

メディアコンテンツビジネスの転換期を経験

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(出典:FUNDINNO)

レザンファンティーヴィーの的場優代表は、米国の大学でメディアビジネスを学んだ後、2009年にアサツー ディ・ケイ(現・ADKホールディングス)に入社、国民的人気アニメ番組の海外展開を手がけました。

また、dTVやHuluなどのVOD(動画配信)プラットフォーム黎明期に、権利構造の整備や新たなビジネスモデルの確立に携わり、アマゾンジャパンでfire TV事業の立ち上げに参画。MTV Japanでは、デジタルメディア部門、事業戦略部門の長を務め、AbemaやHuluにおけるインターネット放送チャンネルの立ち上げをけん引しました。

「的場のキャリアは、常にメディアコンテンツビジネスの転換期に携わっており、これらの経験を基に2020年に弊社を創業しました」(レザンファンティーヴィー)

同社は、世界でチャンネル登録者数2億人超の英Moonbug社の日本ビジネスの立ち上げ支援から事業を開始。同社への支援を通じて、未就学児向けテレビ番組市場のポテンシャルを理解し、1000エピソード以上の番組を海外から買い付け、各種動画配信サービスで番組を展開中です。

その他、大手キャリアが運営するエンタメサービスの事業開発を支援するなど、4年間で映像分野におけるビジネスのポートフォリオを広げてきました。

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(出典:FUNDINNO)

同社は、2024年8月に本格的にサービスを開始した「FASTch(チャンネル)」で、ペットの番組だけを24時間放送する「ペットTV」を運営しています。

「FASTch(Free Ad-supported Streaming Television)」は無料広告型ストリーミング放送の動画配信サービスであり、現在、同社のほかUUUM <3990> [東証G]やJTBパブリッシング、日本映画放送など11事業者が参画、メディアコンテンツ業界で注目が高まっているそうです。

「ペットTV」はサービス開始後、3カ月連続で視聴時間ランキング1位を獲得するなど、高い評価と継続的な成長を実現しています。

FAST型の動画配信サービスはNetflixやPrime Video同様、インターネットを介して視聴できますが、見たい番組を視聴するオンデマンド型とは異なり、見たいチャンネルを選んで、番組を受動的に視聴できるのが特徴だそうです。

「番組数が増えるに伴い、オンデマンド型では、なかなか見たい番組に辿り着けないという課題が発生しています。実際にYouTubeなど、多くのオンデマンド型サービスで『検索』を行うユーザーは10%以下、多くのユーザーはおすすめの中から番組を探しています」(同社)

一方、FAST型はチャンネルをつけると、見たいジャンルの番組をすぐに見ることができるのでストレスが少なく、北米で急速に普及しているそうです。

「2024年8月から国内で開始した『FASTch』は北米の成功事例を研究し、ジャンル特化型、かつCTV(Connected TV=インターネットにつながるテレビ)をベースとしたビジネス設計となっています」(同社)

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(出典:FUNDINNO)

「ペットTV」は日本初のFAST型動画配信サービス「FASTch」の最初の11チャンネルの一つとしてローンチ。本格的な収益化には一定の時間を要するため、最小のコストで最大の成果を生み出す施策を展開中です。

これまでの動画配信サービスは、会員獲得やアプリダウンロード促進に莫大な広告費と時間を使ってきましたが、「FASTch」は大規模な会員を有する既存媒体にOEMのような形で提供、会員サービスの標準機能としてチャンネルを普及させていくモデルであるため、コストを抑えてスピーディに会員獲得ができると見込んでいます。

「『FASTch』を普及させ、2027年秋までに約3000万人のMAU(月間アクティブユーザー)獲得を目指しています。『FASTch』が日本でも一般的になった頃には、FAST型モデル運用のスタンダードを弊社がつくっていけると考えています」(同社)

同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。

【成長のための課題】

・コンテンツビジネスに関する専門スキルを持つ人材の確保

【解決方法】

・コンテンツビジネスに精通した人材の採用・育成

・収益化を実現するための事業開発力の強化と人材育成

「見たい番組を見つけにくい」課題に挑む

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(出典:FUNDINNO)

同社によると、現代では、YouTuber、TikTokerなどの新しい職業が社会的に認知されるようになった一方で、動画コンテンツの急増により、「視聴者が見たい番組を見つけにくい」という新たな課題が浮上しているそうです。

また、コロナ禍を経て有料動画配信サービスで動画を見ることが当たり前になり、日本では約3人に1人がサブスクリプションサービスを利用、Netflix会員数は1000万人に達しているといいます。

選択肢の多さやサービスの多様化による「サブスク疲れ」も顕著になっているものの、人々の「映像を見たい」というニーズは不変であり、そうした"都合の良い"ニーズに応えられるのが「FAST」だと同社は考えています。

「弊社は『FAST』というプラットフォーム内で視聴者と映像制作者をつなぎ、これまでなかなか日の目が当たらなかった映像作品を発掘し、より多くの視聴者に新たなコンテンツを届けたいと考えています」(同社)

市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル・特徴

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(出典:FUNDINNO)

映像配信市場が急速に拡大し、特に無料ストリーミングサービス「FAST」への注目が高まっており、2027年に世界のインターネット人口が約55億人に達すると、そのうち約11億人が「FAST」を利用する見込みだそうです。

「北米市場では、既に『FAST』の視聴時間が定額制動画配信サービスを上回っており、日本でも同様に普及すると考えています」(同社)

北米で「FAST」が広く視聴されるようになった背景には、3つの要素があるそうです。

1つ目は、ジャンル特化型の放送であること。「ニュースチャンネル」ではニュース番組だけ、「ペットチャンネル」ではペット番組だけが24時間放送されるため、視聴体験が向上し、視聴者満足度が高いといいます。

2つ目は、新たな番組を発見する機会があること。FAST型では興味のあるジャンルの番組が24時間流れているため、今まで見たことのなかった番組に出会うことが増え、サブスク疲れや検索疲れが進む「オンデマンド型」とは異なり、受動的に視聴できる点が評価されているそうです。

3つ目は、CTVの普及です。CTVによってテレビがネットにつながることで、BGV(バックグラウンドビデオ)として好きな動画を「ながら視聴する」スタイルがここ数年で当たり前に。広告の再生回数が収益につながるFAST型は、CTVだからこそ、マネタイズを加速させることができるといいます。

「日本でも北米同様に『FAST』が広がると確信しており、弊社はそうした潮流におけるリーディングカンパニーを目指します」(同社)

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(出典:FUNDINNO)

同社は2024年8月、国内初のFASTプラットフォームに自社制作番組の「ペットTV」を開設。愛らしい動物たちの姿と情報を届けるチャンネルとして支持され、約3万人に迫る視聴者を獲得しています。

「ペットTV」の成功を足がかりに、他のチャンネルの運用支援や新しいチャンネルの開設を通じて視聴者ニーズに応えるとともに、国内でのFASTサービス普及をリード。「視聴者だけでなく全てのステークホルダーに新たな価値を提供し続けています」(同社)。

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(出典:FUNDINNO)

同社の収益化モデルは、視聴時間に基づく「自動挿入型広告」と「スポンサー型広告」の2軸で構成されています。

前者については、同社のペット系コンテンツは、リラックスしながら視聴するリーンバック視聴に適しており、BGVとして他のメディアや視聴体験とも共存。「この特性により、総視聴時間の増加と、広告収益も順調な伸びが期待できます」(同社)。

一方、スポンサー型広告は長期契約で一定の広告収入が担保されるため、季節によって変動する「自動挿入型広告」のリスクを回避するために採用。商品を紹介する「通販番組型」やクリエイターを活用する「案件型」、企業ブランディングを支援する「CSR型」の3つのプランで案件を獲得し収益化する計画です。

「上記のほか、他チャンネルの運用支援コンサルティングなど、ビジネスポートフォリオを広げていきたいと考えています」(同社)

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(出典:FUNDINNO)

同社は自社の競合優位性について、コンテンツの選定眼と運用ノウハウであるとしています。

1つ目はコンテンツの選定眼で、専門特化型チャンネルを運営するための「コンテンツ調達力」「キュレーション力」です。海外のコンテンツビジネスに精通しており、競争力のある価格でコンテンツを調達するため、利益率を高めやすいといいます。

「FAST」のリーンバック視聴に適したコンテンツを見極めるためには、他の媒体とは異なる独自の視点と豊富な経験が求められるといい、ユーザーニーズを深く理解し、持続的に適切なコンテンツをキュレーションする能力は、短期間では模倣できないそうです。

2つ目は運用ノウハウです。同社の「FASTch」運用ノウハウには、代表のさまざまな経験が生かされており、他社にはないノウハウだといいます。

CS放送局でビジネスモデルの転換期に事業戦略に関わっているため、放送事業者としてコストをかけてでも実施すべき点、コスト削減が図れる点を熟知しており、その経験を「ペットTV」の運用に生かしています。

「これらの経験を併せ持つ事業者が他にはないと思われること、それが弊社のビジネスを、他社が展開することが難しいと考える理由です」(同社)

今後の成長に向けて

(1)2026年よりIPO準備開始、2029年にIPOを計画

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(出典:FUNDINNO)

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(出典:FUNDINNO)

(2)短期計画

「FASTch」は既にレオパレス21 <8848> [東証P]、大阪ガス <9532> [東証P]との提携を実現、両社の大規模な顧客基盤にサービスを提供しています。

2025年3月には「Vポイント」との協業を開始する予定で、同プラットフォームが有する7000万人超のアクティブユーザーの一部が「FASTch」に流入する見込みです。

「弊社は、プラットフォーム全体のユーザーの成長に投資するのではなく、ペットTVをユーザーの方に選んでいただけるようなチャンネルに育てること(編成強化)と、運用体制のブラッシュアップに全力を注ぎ、『ペットTV』の成功を確かなものにしていきます」(同社)

人材育成にも注力し、コンテンツ獲得や広告販売の領域を強化したい考えです。

(3)中長期計画

中長期的な成長戦略として、複数のチャンネル展開と自社チャンネルで獲得したノウハウを生かした他チャンネルの運用支援事業に注力していく計画です。

2029年のIPOを目指し、「FASTch」(または海外での類似サービス)で「チャンネルを立ち上げてみたいけど、放送のノウハウを持ち合わせていない」事業者向けに運用支援事業を展開するといいます。

「小売店が『FASTch』でチャンネルを開設したい場合、人材やノウハウ不足などの課題に直面することが予想されます。弊社はこれらの課題に対し、レベニューシェアモデルによる運用支援を採用することでクライアントと利益を共有し、収益拡大を図ります」(同社)

また、在日外国人向けに新たなチャンネルの開設を計画しており、ベトナムやブラジル出身の視聴者に母国語でのコンテンツを調達・配信し、異国での生活をサポートすることで、外国人コミュニティに特化した価値を創出したい考えです。

(4)2029年に総視聴時間1281万時間を計画

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(出典:FUNDINNO)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・UUUM <3990> [東証G]

・Jストリーム <4308> [東証G]

・ビーマップ <4316> [東証G]

・ストリームメディアコーポレーション <4772> [東証G]

・モイ <5031> [東証G]

株主優待

【基準日】

毎年2月末日

【優待内容】

スティック及びチャンネルへの出演権

・1~500株:スティックの提供

・501~2,000株:スティックの提供+自社チャンネルへの出演権

・2,001株以上:スティックの提供+クリエイターチャンネルへの出演権

【申し込み方法】

・基準日経過後、メールにて申し込みの案内をする。

・申し込み時の名前・住所と株主名簿の名前・住所を照合して、利用の確認をする。

【注意事項】

・1人、1年に1回限りの優待。

・優待内容は今期(2025年9月期)の内容。

・優待内容は変更や廃止になる場合がある。

・「スティック」は基準日経過後に順次発送する。

・「チャンネル出演権」はペットを飼っていない人でも、家族・友人へのプレゼント等として利用できる。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

レザンファンティーヴィー株式会社

東京都目黒区下目黒二丁目17-18

資本金:10,000,000円(2024年11月8日現在)

発行済株式総数:1,000株(同)

発行可能株式総数:1,000株

設立日:2020年10月23日

決算日:9月30日

※2024年12月6日を効力発生日として、1株を200株とする株式分割に伴う発行済株式総数、発行可能株式総数の変更を実施しており、登記申請中。登記完了後の発行済株式総数は200,000株、発行可能株式総数は1,000,000株となる。

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役 的場優

■募集株式の種類及び数(上限)

普通株式 50,000株

■募集株式の払込金額

1株あたり 1,000円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額1,000万円を以下の目的に充てる予定。

広告宣伝費 250万円

人件費 530万円

手数料 220万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額4,000万円(目標募集額1,000万円と上限募集額5,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

広告宣伝費 1,170万円

人件費 1,950万円

手数料 880万円

■投資金額のコース及び株数

100,000円コース(100株)

200,000円コース(200株)

300,000円コース(300株)

400,000円コース(400株)

500,000円コース(500株)

1,000,000円コース(1,000株)

2,000,000円コース(2,000株)

3,000,000円コース(3,000株)

4,000,000円コース(4,000株)

5,000,000円コース(5,000株)

10,000,000円コース(10,000株)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(500株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(10,000株)を上限とする。

■申込期間

2024年12月17日~1月8日

■目標募集額

10,000,000円(上限募集額 50,000,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は40,000,000円とする。

■払込期日

2025年1月31日

■連絡先

レザンファンティーヴィー株式会社

電話番号:03-6777-9370

メールアドレス:corp@lesenfantv.jp

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

〈2026年IPO準備開始〉メディアのプロが"未来のテレビ「FAST」"の国内普及をリード。人気No.1チャンネル運営と良質コンテンツのグロース支援で次世代メディア企業へ「レザンファンティーヴィー」

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