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【クラファン・優待】「3回蒸留」ウイスキーで世界へ 蒸留酒輸入・販売のアンドスピリッツ、5月9日募集開始

経済
2025年5月8日 18時25分

世界の蒸留酒を輸入・販売するアンドスピリッツ株式会社(東京都目黒区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは5月9日19時30分開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:1500万円、上限募集額:9790万円
・ 事業会社/CVC出資実績あり
・ エンジェル税制あり(優遇措置B)
・ 株主優待あり:自社輸入商品割引クーポンなど
・ みなし時価総額:5億6326万円
・ 類似上場企業:アシードホールディングス <9959> [東証S]、サッポロホールディングス <2501> [東証P]、アサヒグループホールディングス <2502> [東証P]、キリンホールディングス <2503> [東証P]、宝ホールディングス <2531> [東証P]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

日本人初の「Master of Scotch」に合格した代表

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

アンドスピリッツの黒田亜衣代表は大学卒業後、三陽商会 <8011> [東証P]で広報やバイイングなどを経験。子育てと両立しながら、オンライン英語講師や英文事務の仕事などを経て「DIGITAL SAKE COMPANY」に参画し、蒸留酒専門のリカーショップ立ち上げの責任者に就任しました。

店舗コンセプトの立案から出店戦略まで、すべての企画業務を推進し、同プロジェクトから生まれた蒸留酒専門店「&SPIRITS」は現在、同社のフラッグシップストアとして日々、多くの人が利用しています。

同氏は個人としてもウイスキーへの強い情熱があり、2024年にはウイスキーの国際資格「Master of Scotch」に日本人で初めて合格。さらに、スピリッツアドバイザーやメスカレロ、カシャッサコンシェルジュなど蒸留酒の専門資格を複数保有しています。

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社は「蒸留酒を通じて、人や文化のあらゆる架け橋になる」をミッションに、世界各国の蒸留酒を輸入し、日本国内で販売・ブランド展開しています。

創業2年で世界5ブランドの国内独占販売権を獲得し、飲食店での採用や、大手量販店への卸実績を持つ「Whitley Neill」「Dead Man’s Fingers」など世界的評価の高い銘柄を取り扱っています。

東京都内で直営店舗を2拠点(中目黒・丸の内)展開。トップバーテンダーによる接客や、200種類以上の有料テイスティング、また、蒸留酒普及を目的としたイベントを各国政府機関と開催するなど、物販にとどまらず、「蒸留酒文化」を体験できる場を提供しています。

「店舗・卸・イベント」を一体で展開することで、高粗利でリピート性のあるビジネスモデルを構築しており、今期売上は前期比約2倍の約1.2億円を見込んでいます。

「世界的蒸留酒コンペや国際機関とのネットワークも強固で、仕入れ・商品選定・ブランディングなどさまざまな面で世界水準の競争力を有していると自負しています」(同社)

今後は、国内ではほとんど手に入らない「3回蒸留(Triple Distillation)」のジャパニーズウイスキー蒸留所を2027年ごろ、富山県に建設予定。「日本屈指の水を活用し、スコッチ文化と日本の自然資源を融合させたブランド作りを進めます」(同社)。

同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。

【成長のための課題】

・蒸留酒業界への新規顧客流入による市場成長の後押し

・蒸留所建設に伴う数億円単位の蒸留装置や原料の仕入れ費用

【解決方法】

・バーや立ち飲みスペースを併設したリカーショップ運営や試飲体験イベントにより、蒸留酒への入り口の敷居を低減

・エクイティ資金調達による経済基盤を確立することで、国内初の製造方法による蒸留酒製造計画とファン獲得を実現

「3回蒸留」で新たな蒸留酒文化を創出

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社は、世界的に珍しい「3回蒸留」のウイスキー製造を通じて、蒸留酒文化に新たな潮流を生み出すことを目指しています。

3回蒸留の特徴は「雑味が除かれたまろやかな味わい」だといい、ハイボールなど食中酒との相性が良く、また、たるの個性が際立ちやすいため、原酒の多様性と奥行きのある香味を引き出せるそうです。

しかし、同製法は日本ではほとんど普及しておらず、その理由として、2回蒸留を前提とした製造文化と技術的インフラの未整備があり、設備の調達には海外への依存が避けられない状況だといいます。

同社はドイツの老舗スチルメーカーより、3回蒸留対応で低炭素設計のスチルを導入する計画を進めており、この設備は欧州の環境先進蒸留所でも採用されているもので、サステナブルな生産体制の実現に貢献し得るそうです。

「珍しい製法を取り入れるのではなく、環境配慮にもこだわり、次世代のスタンダードとなるクラフトウイスキーを創出していきたいと考えています」(同社)

市場の魅力・事業内容・特徴

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社によると、世界のウイスキー市場は年平均約6.3%で成長し、2032年に約1626億米ドルとなる見通しです。特に日本市場は、ジャパニーズウイスキーの繊細な味や職人技が評価され、年平均約9.2%で拡大。「ジャパニーズウイスキーの繊細な味わいと職人的な製法、自然との調和などが高く評価され、ラグジュアリー商材や投資対象としても注目を集めています」(同社)。

業界団体の発足や法整備などクラフト蒸留の市場は急速に整備されつつあり、ジャパニーズウイスキー市場への投資・市場拡大への熱は高揚。「弊社もこのような機運を追い風に、独自の製法とブランド設計で次の成長プレイヤーを目指します」(同社)。

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社は2027年度の製造開始を目標に、富山県に蒸留所の建設を計画しています。同県の清らかで良質な水資源はウイスキー造りにおいて極めて重要な条件をすべて満たしているといい、これを生かして、世界に誇れるウイスキーの創出を目指しています。

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社は製品開発から販売、ブランディングに至るまで一気通貫で手がけるスタートアップであり、競争優位性として以下を挙げています。

(1)国際資格取得者の「目利き力」と調達力

創業初期から欧州を中心に5ブランドの国内独占販売権を取得。黒田代表は日本人初の「Master of Scotch」であり、国際コンペや蒸留所ネットワークを活用したブランド選定・仕入れルートを確保している。

(2)「体験」を起点としたブランド構築

中目黒・丸の内に展開する直営店舗では、商品販売のほか、試飲・カクテル体験・大使館連携イベントなどを展開している。

(3) 製法・立地・ブランドストーリーの希少性

3回蒸留によるジャパニーズウイスキー製造に挑戦しており、スコッチの伝統と富山・立山の自然を掛け合わせ、「製法の希少性」「産地の説得力」「世界で通用するストーリーテリング」を統合。競合が容易に再現できない勝ち筋を描いている。

(4)自社内製化体制による事業の拡張力

輸入、卸、小売、イベント、製造をすべて内製、一気通貫で設計できることにより、高粗利モデルの維持と横展開による市場拡張が可能。越境ECやインバウンド展開により、グローバル展開も視野に入れている。

今後の成長に向けて

(1)ExitはIPOを計画

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

(2)短期計画

営業効率化ツール導入により、営業活動の可視化と提案精度の向上を図り、既存顧客のLTV(顧客生涯価値)最大化と新規顧客獲得の両立を目指します。

直販については、オウンドメディアとデジタル広告を軸にEC集客を強化。中目黒店舗と連携した在庫連動型販促により、スムーズな購買導線と在庫回転の最適化を実現したい考えです。

今後は日本未上陸の蒸留酒ジャンルの開拓に着手する計画で、「単なる仕入れにとどまらず、新カテゴリー創出による市場形成を目指します。世界に埋もれたカテゴリーと消費者をつなぐことで、日本の蒸留酒文化をより豊かにしていきたいと考えています」(同社)。

(3)中長期計画

2027年3月の稼働開始を目指して、富山県でウイスキー蒸留所の建設を進めています。製造に必要なスチルはドイツの老舗メーカーより調達、発注~納品まで10カ月を要する見込みです。「酒類製造免許取得には、建築・装置の設置完了後の申請が必要となり、多くの時間とコストがかかりますが成功させたいと考えています」(同社)。

熟成が必要なシングルモルトの本格販売は2030年以降を見込んでいますが、熟成前のニューメーク(原酒)や、たる単位での販売によって早期のキャッシュインを図る計画です。また、同スチルはビール製造にも対応しており、地元のビールメーカーとの協業による新たな収益源の創出も想定しています。

「こうした多角的な展開と持続可能な成長戦略をもとにIPOを目指します」(同社)

株主構成

同社は以下の事業会社、エンジェル投資家などから出資を受けています(敬称略)。

・福田和博

・高田尚忠

・株式会社monoalpha

・曽我健

・緒方貴人

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・アシードホールディングス <9959> [東証S]

・サッポロホールディングス <2501> [東証P]

・アサヒグループホールディングス <2502> [東証P]

・キリンホールディングス <2503> [東証P]

・宝ホールディングス <2531> [東証P]

株主優待

【基準日】

毎年8月末日

【優待内容】

・5~9株:自社輸入商品5%オフクーポン

・10~19株:同15%オフクーポン

・20~25株:同20%オフクーポン+出張バーテンダーを特別価格で提供

・26株以上:輸入商品1本無料+自社輸入商品20%オフクーポン+出張バーテンダーを特別価格で提供

【申し込み方法】

・基準日経過後、IRにて、同社オンラインショップ内で使えるクーポンコードを案内する。

・申し込み時の氏名・住所と株主名簿の氏名・住所を照合して利用の確認をする。

・申し込みにおける詳細はIRにて案内する。

【注意事項】

・クーポンコードは1人、1年に1回限りの優待。

・優待内容は変更や廃止になる場合がある。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

アンドスピリッツ株式会社

東京都目黒区上目黒一丁目14-6 メゾンベルウッド1階店舗区画

資本金:88,950,500円(2025年4月30日現在)

発行済株式総数:28,163株(同)

発行可能株式総数:500,000株

設立日:2020年11月18日

決算日:8月31日

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役 黒田亜衣

■募集株式の種類及び数(上限)

普通株式 4,895株

■募集株式の払込金額

1株当たり 20,000円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額1,500万円を以下の目的に充てる予定。

仕入費用 810万円

人件費 360万円

手数料 330万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額8,290万円(目標募集額1,500万円と上限募集額9,790万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

人件費 900万円

仕入費用 2,700万円

設備費用 2,866万円

手数料 1,823万円

■投資金額のコース及び株数

100,000円コース(5株)

200,000円コース(10株)

300,000円コース(15株)

400,000円コース(20株)

500,000円コース(25株)

1,000,000円コース(50株)

2,000,000円コース(100株)

3,000,000円コース(150株)

4,000,000円コース(200株)

5,000,000円コース(250株)

10,000,000円コース(500株)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(25株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(500株)を上限とする。

■申込期間

2025年5月9日~5月23日

■目標募集額

15,000,000円(上限募集額 97,900,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は78,300,000円とする。

■払込期日

2025年6月16日

■連絡先

アンドスピリッツ株式会社

電話番号:03-6416-5417

メールアドレス:press@andspirits.com

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

〈創業から毎年売上成長〉2年で海外5ブランドの国内独占販売権獲得。三回蒸留で切り拓く世界基準のJapaneseウイスキー「アンドスピリッツ」

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